354.サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法

小学生だと練習は週2回、あとは試合。週2回の練習時間は60分から90分くらいでいいでしょう。

小学生からサッカー漬けという生活はおかしいと思います。

何よりオーバートレーニングは子供の未来を潰す最も大きな要素。

「余裕をもっている」ことはすごく大事なことです。何度も言いますが、練習量でうまさが決まるとすれば誰もがうまくなりますよね。でも、実はそうではありません。

 

特に小学生はコーチ不在の遊びのサッカーで十分進歩します。日曜日の昼下がりのお父さんやお母さんとの遊び。朝や昼休みの校庭での遊び。ボールにふれる時間が目に見えない肥やしになっているのです。練習は週2回しかないけれど、他の日もサッカーをやってる。でもそれは好きだし、楽しいと思ってやっているわけです。ブラジルやヨーロッパの子供も、ストリートや公園でいつも「遊びのサッカー」をしています。ところが、日本の多くの子供は「やらされてるサッカー」なのです。そこが違うのではないでしょうか。

 

353.おれ、バルサに入る! 久保健史

ゴールデンエイジまで、サッカーは親が教える。

大事な練習

1.ボールを遠い足で止める練習

2.コントロールオリエンタード=方向性のあるトラップ

 

プレ・ゴールデンエイジ(5~8歳)

ゴールデンエイジ(9~12歳)

プレゴールデンエイジの期間はゴールデンエイジへの準備期間。この時期に様々な刺激を体験させることが重要。

 

9歳のときにたくさん食べることも練習だとコーチから言われた。

1日3000キロカロリーを目標にしてほしいと話があった、

 

サッカーに教え過ぎはない

 

351.そなえ 35歳までに学んでおくべきこと 野村克也

誰かが見ているという意識をいつも忘れなければ、おのずと何事にも全力で取り組むようになり、毎日を無為に過ごすことはなくなる。

 

将来をしっかり見据え、そのためにするべきことをきちんとして日々を過ごすか、それともただ無為に過ごすか。どちらをとるかで、その後の人生は大きく変わってくる。

 

人間的成長なくして技術的進歩なし

技術を磨く前にまずは人間を磨け

 

礼儀をきちんとわきまえた人間は、仕事においても立派な結果を出すものである。

挨拶とは自分の心をひらき、相手にせまるためにある。

 

褒められているうちは半人前と自覚せよ。

まったく実力がないにもかかわらず、自分をみてくれていないと言ってふてくされるようでは、もとから見込みはない。なんとかして自分を見てもらいたい、認められたいと願い、そのためにはどうすればいいかと考えるところから、人の成長ははじまるのである。

 

自分はまだまだ

そのようにつねに自戒し、つねに高みを目指す努力を怠らなければ、おのずと他人の評価も上がっていくはずである。

 

きちんとした人生を送っていれば、しっかりした仕事をしていれば、見た目で目立つ必要はない。

自分が無知であることを自覚し、あらゆることにアンテナを張り巡らせておくことも言葉を身につけるためには大切なことだ。

「耳は大なるべく、口は小なるべし」

 

勝利の女神は言い訳を最も嫌う

優れた経営者に共通する資質も、「ローカスオブコントロールが内側にある」ことだという。行動を統制する意識が自己にあるのか、他者にあるのか。すなわち仮に事業に失敗したとしてもその原因と責任を外部に求めるのではなく、自分に求めることが一流の経営者の特徴なのである。

 

「天は自ら助くるものを助く」

勝利の女神はとびきりいい耳を持っているようで少しでも言い訳めいたことを口にした人間には、二度と近づかない。長年に渡って勝負の世界で生きてきた私の実感である。

 

「技術力には限界がある」しかし「頭脳には限界はない」

 

努力しなければと思っているうちは本物ではない

 

野球をはじめとする団体競技では、足が遅くても身体が小さくてもあるいは取り立てて才能に恵まれていなくても自分の役割をしっかりと認識し、まっとうすることができる人間が集まっていれば、強者を倒すことができるのである。

 

不器用だったから誰もやっていない努力をしたし、結果としてそれが私の運命をも好転させることになってのだ。

 

知識は力なり

 

よい結果を出すためには、「欲を出発点にして、最後は欲を捨て去る」必要がある。

 

和して同ぜず

WHOがさだ定める「健康」の定義

フィジカルとメンタルが安寧な状態にあることともうひとつ、ソシアル(社会的に安寧である)という条件が加わって初めて「健康」と呼べるのだという。

家族や職場、地域社会などとうまく調和している状態のこと。

逆に言えば身体的、精神的に良い状態であっても自分が所属する組織と調和していないのでは「健康」と呼ぶことはできない。

350.強運の法則 西田文郎

優秀な人間とそうでない人間の違いは頭のできではない。ただ、ウキウキワクワクしながら仕事をしているかどうか、それだけの違いなのである。

 

人間は社会的動物であるがゆえに、周囲に期待されると、その期待に答えようとして、期待通りに成果を出す傾向があるのだ。

 

ツイてる人間はツイてる人間としか付き合わないという大原則がこの世には存在している。

 

人はこう見られたいという理想の自分像をデザインし、それを演じ続けることにより、いつかそれが脳に条件つけされて、イメージの自分が本当の自分になるのである。

 

349.DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール ビル・パーキンス

人生はテレビゲームと違って、果てしなく高スコアを目指せばいいわけではない。にもかかわらず、そんなふうに生きている人は多い。

莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すすべはない。

 

100万ドルの資産を残して死んだら、それは100万ドルの経験をするチャンスを逃したということだ。それでは最適に生きたとはいえない。

 

とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。そうすれば、年齢を重ねるほどに驚くほど多くのリターンが得られる。

 

日本人は死ぬ時が一番お金を持ってるらしいです。
生きてるときにこそ自分が一番楽しいことにお金を使うべきですよね。
余分に稼いでも時間、経験の無駄ということですよね。

348.月いちゴルファーが、1年でシングルを目指す方法 久富 章嗣

月いちゴルファーがスコアメイクをする早道は、ズバリ、ドライバーで150ヤードを打とうと思うことです。それ以上の飛距離は要りません。そのかわり、150ヤード先の狙ったところに、コンスタントにボールを運べるようにならなければなりませ


練習場では、ドライバーで150ヤードをポーンと楽に運ぶハーフスイングを練習します。150ヤード先に目標を設定して、そこを狙うのです。これを繰り返し練習していくうちに、目標までボールを「運ぶ」感覚が理解できるようになります。そうなれば、力で距離を出そうと思わなくても飛距離が伸びていきます。ファーストバウンドが150ヤード先に落ちるだけで飛距離は180ヤードですから、いつの間にか200ヤードということにもなります。そしてそこまでスイングが安定してくれば、200ヤード以上の飛距離を打っても、フェアウェイキープ率が格段に上がります。「え? ドライバーで150ヤード?」という疑問はもちろんわかります
                


ほとんどの人が、練習場ではクラブの「最大飛距離」を打つ練習ばかりしているはずです。ドライバーなら230ヤード、7番アイアンなら140ヤード、という具合です。ドライバーはともかく、アイアンで最大飛距離を打つことにあまり意味がないことは、少し考えればわかるでしょう。練習しているのにショットが安定しない、シャンクやダフりも出る。その理由は、どんなクラブでも、その「最大飛距離」を打とうと思っている、ということ
                


クラブの最大飛距離ではなく、一定の距離を楽に打つ練習を繰り返し続けると、ショットの安定性は格段に上がります。「運ぶ」ショットを自分のものにするという、練習の目的もはっきりします。それは、ミスなく楽に実現できる、ほんとうの自分の飛距離=「標準飛距離」を知ることにつながり
                


バッグの中の 14 本のクラブのすべてで同様の練習をすれば、ショット全体の安定性が飛躍的に
                

ことは、おわかりいただけるでしょう。練習でクラブごとの「標準飛距離」を確認して、現在の自分の飛距離のイメージを修正してください。そして「標準飛距離」でコース攻略のルートを考えるのです。  なお、アマチュアにとっては、こういう練習をすること自体が案外難しいかもしれません。それは、バッティングセンターでバントの練習をしている人がいないのと同じです。「あの番手であれしか飛ばないのか」と言われているような、周囲からの視線が気になることがあるかもしれません。しかし、このように「明確な目的」を持って練習することがスコアメイクにつながることは、覚えておいていただきたいと思い
                

ボビー・ジョーンズが気付いたのはまさにこのことで、ゴルフでは他の一切のことを思考から排除して、「パーを取る」ことだけを考える。それが真の強さにつながるということだと思い
                

ショットを分析するときにいちばん必要なデータは、何ヤード飛んだかということではなくて、フェアウェイをどのくらいの率でキープできたかという「フェアウェイキープ率」です。たとえばキープ率が 50%以下であれば、そのときの使用クラブやスイングそのものを再検討すべきでしょ
                

フックボールを打つときは、まずフェアウェイの右端に、ボールを打ち出す目標(スイング目標)を想定します。そして、ボールとその打ち出しの目標とを結んだ線の左へ飛ぶなだらかな飛球線をイメージして、スイングします。何度もこれを練習して、飛球線が具体的なイメージになるところまで、自分の「持ち球」を確かなものにしてください。スタンスは単純です。打ち出しの目標の方向を向くということです。そして、ボールがフックしてスイング目標の左方向に飛んでいけば、すべてよしとします。スイング目標の右へ飛ぶボールだけがミスショットです。それはフックボールではありません
                

最終的には自分で微調整する必要がありますが、ボールの位置の基本は、フック系のボールを打つときは両足のセンターよりも右足寄りに、スライス系であれば左足寄りです。つまり、フックとスライスは同じスイングで、ボールの位置によって打ち分けることができるということです。練習では、「インサイド軌道」のスイングをキープしながら、自分の「持ち球」をコンスタントに打てるボール位置を見定めて
                

ボールを打った後でスイングチェックをするかどうか、それがゴルフが上達するかどうかのカギです。ボールの行く先で一喜一憂していても、スイングは少しもよくなりません。特に練習場では、ボールを打った直後に、今のスイングを思い返してチェックする習慣をつけてください。できることなら、ボールはたまたま飛んで行くだけだというくらいに思えばいいのですが、そこまではさすがに難しいでしょう
                

「ハーフスイング」も「クオータースイング」も、コントロールスイングです。月いちゴルファーがメインにすべきは「ハーフスイング」で、さらにコントロールしたいときに使うのが「クオータースイング」です。スイングはこのふたつで充分ですから、もう「フルスイング」は封じてください。  ドライバーなら「ハーフスイング」でポーンと打つだけで150ヤードは飛びます。きちんと練習した「ハーフスイング」にブレはほとんどありませんから、しっかりボールをつかまえることができるようになれば、つまり「ミート率」が上がってくれば、もっと飛距離が出ます。第1打が150ヤード以上飛んでいれば、パー4で残り200ヤード程度です。「ボギーオン」のコースマネジメントでは、そこからグリーンまで2打でいいわけですから、ブレのないスイングなら3オンは楽にできます。ですから月いちゴルファーのみなさんは、「フルスイング」で飛距離を伸ばす練習をするのではなく、「ハーフスイング」で150ヤードを確実にフェアウェイに運ぶショットを練習するほうが、スコアメイクにつながるのです。
                

マチュアに飛距離230ヤードはいない、ということです。安定的に打てる飛距離が200ヤードでもかなり高いレベルです。アマチュアのドライバーの安定した飛距離としての150ヤードは、アマチュアが緊張せずに「楽に」打てる距離
                

この意識の変換は、 80 台のスコアには150ヤードのショットで充分だから行うのです。飛距離はクラブの番手ごとに違いますが、どのクラブでも「楽に打つ」ことを基本に考えます。どんなクラブでもつねに「楽に打てる距離」を打つ。それが、私たちが選択すべきショット=「ハーフショット」で、そのショットを生み出すスイングが「ハーフスイング」なの
                

「ハーフスイング」には長所がたくさんあります。まず、クラブを思い切り振る「フルスイング」に比べてスイング軌道が小さく、コントロールしやすいということがあります。またボールにジャストミートする確率が高いので、狙った方向からボールが大きく逸れることが少なくなります。そして誤解されているのが、「ハーフスイング」は「フルスイング」とほとんど変わらない飛距離が出るということ。これはどんなクラブでも、つまりアイアンでもフェアウェイウッドでもドライバーでも同じです。打ちっ放しの練習場で実際に試していただければすぐにわかりますが、正しい「ハーフスイング」ができれば、少なくとも「フルスイング」より大幅に飛距離が落ちるということはありません。「ハーフスイング」は、思っているよりもずっと飛距離が出るスイングなの
                

ゴルフ発祥の頃のイギリスでは、「ハーフスイング」でランを出すという打ち方が基本でした。イギリスのリンクスのコースはいつも強風が吹いていますので、高く上がるボールは、風を受けて大きく曲がります。そのため、風に強い「ハーフショット」が基本のショットだったのです。  私自身も、ラウンド中はほとんど「ハーフショット」を打っています。「充分な距離が出る」「
                

が大きくはずれることが少ない」「風の影響を受けにくい」「ミスショットが少ない」という「ハーフショット」こそ、アマチュア・ゴルファーの…

どんなクラブでも確実に「ハーフスイング」で打てるようになれば、飛距離を伸ばすことにほとんど意味がないことがわかります。練習では、すべてのクラブの「ハーフスイング」の精度を上げることだけを考えてください。そしてそれがきちんとできるようになったとき、つまりドライバーで150ヤード先のフェアウェイを確実にとらえることができるようになったとき、実は結果的に飛距離が伸びています。これはあくまでもずっと先の話ですが、スイングさえ固…

真のナイスショットというのは、力の入らない、軽くスムーズなスイングから生まれるものですが、練習場でよく聞くのは、そういうショットを打っていても打った気がしない、という言葉です。スイングに力を入れてボールを打つとようやく練習をした気になる、と言うの
                


「月いちゴルファー」はどうしてもボールを「打つ」ものだと思っていますが、スコアメイクのゴルフには、ボールを目的の場所まで「運ぶ」という感覚が必要です。無理なく目的の場所まで運ぶショットでは、飛距離を稼ぐ必要はありません。ボールが高く上がる必要もありませ
                

さて、アプローチショットなど、パット以外のほとんどのショットは次の3種類に大別されます。ひとつはピッチショット(pitch shot)で、ボールを高く上げてあまり転がさずに止めるショットです。次がランニングショット(running shot)で、これは逆にボールを上げずに転がして運ぶショット。そして、その中間がピッチ&ラン(pitch & run)で、ボールを少し上げてから転がすショットです。スコアメイクのためには、この3種類のショットのどれでも打てるというところまで練習する必要があり
                

フックを打つときは、いわゆるクローズドスタンスです。わかりやすく言えば、右を向いて構えるということです。ティーショットを例にすると、ティーグラウンドから150ヤード先のフェアウェイの右端にスイングの目標を設定して、それに対してからだを平行にセットするということです。スタンスはセットした方向に対してはスクエアになりますが、フェアウェイセンター方向に対してはクローズになるということです。ボールは両足の中央よりもボール1個か2個右足寄りの位置に置き
                

スライスを打つときは、これとすべてが逆です。いわゆるオープンスタンスで、やはり左を向いて構えるということですが、フェアウェイの左端に設定したスイングの目標に向かってからだをスクエアにセットするのです。スタンスがセットした左方向に対してスクエアなので、結果的に
                

スタンスの態勢になります。ボールはボール1個か2個、今度は左足寄りに置き
                

7番アイアンで100ヤードを打つ練習をしていなければそれもやむを得ないのですが、 80 台のゴルフでは、むしろ「大きなクラブを小さなスイングで打つ」技術こそが必要なの
                

練習場では、たいていの人がクラブの最大飛距離で練習しています。7番アイアンなら、130ヤードから150ヤードぐらいの自分の飛距離を決めているのです。思い切り振ってきれいにヒットすれば、たしかに気持ちがいいと思いますが、最大飛距離を追求すれば必ずボールはブレてきます。スコアがまとまらないことがわかっていても、やはり思い切り振りまわす練習しかしないのは、私には、スコアメイクが二の次になっているとしか思えませ
                

たとえば、5番アイアンで160ヤードを打てるようになった人は、それでは次に同じクラブで100ヤードを打つ練習をしよう、とは思わないのです。たいていの人は、なんとか180ヤードを打てるようにしようと練習を続けます。しかし、こういう無意味な「もっともっと」の意識から卒業しない限り、スコアアップは望めないと思い
                

マチュアが、ブレのない一定のスイングをキープできるのがハーフスイングで、それはボールを高く上げずにランで距離を出すためのスイングです。しかし、ハーフスイングでもヘッドスピードが速くなると、ボールには浮上する力が働きます。ボールがあまり浮上してしまうとランは少なくなりますので、ある程度の距離が欲しいというときはヘッドスピードを上げるのではなく、「オーバークラビング」、つまり大きいクラブを選択するほうがいいの
                

ただし、その次のショット、つまりグリーン周辺 50 ヤード前後の距離からの第3打は、確実にグリーンオンさせなければなりません。ということは、ボギーオンのコースマネジメントを実行するには、グリーンから 50 ヤード以内のショットに不安があってはならないということになります。練習場では150ヤードを確実に運べる持ち球をつくることと同時に、グリーンから 50 ヤード以内のアプローチショットに磨きをかけて
                

月いちゴルファーがアプローチショットで最も意識しなければならないのは、実は「フロントエッジ」までの距離です。なぜなら、その一帯にファーストバウンドを落とすことが、月いちゴルファーのアプローチショットの鉄則だから
                

グリーン手前 50 ヤード付近からという短い距離を打つショットの精度を徹底的に上げることが、月いちゴルファーがやらなければならない練習テーマの大きな柱
                

まず、どんなクラブを選択しても、つまりどんなアプローチショットでも、ファーストバウンドを「フロントエッジに近いグリーン上のエリア」に落とすことが原則

そのフロントエッジからピンまでの距離によって3種類のショットのどれを選択するかを決めます。大ざっぱに分けると、ピンがグリーン奥にあればランニングショット(クラブは5~7番アイアン)、グリーン中央にあればピッチ&ラン(8番アイアン~PW)、グリーン手前にあればピッチショット(AW~SW)ということになり
                

大きめのクラブでのランニングショット。私はこれこそ、月いちゴルファーのアプローチショットの王道だと思い
                

グリーンのすぐ手前からのショットの場合、たとえばカップまでの 30 ヤードを打とうというときは、 30 ヤードよりずっと手前に「ファーストバウンド」の位置があります。私はよく「半分の先」という言葉を使いますが、「半分」というのはカップまでの距離の半分のことです。それが 30 ヤードであれば、その半分の 15 ヤードよりも少し先に「ファーストバウンド」を落とせば、そのあとに同じくらいのランがあってカップ周辺まで寄っていくということ
                

人間の脳はたいしたもので、ピンを見ると自分の位置からピンまでの距離をかなり正確に感知するものです。ですが、ピンを見てそのままスイングすると、感知したそのままの距離をキャリーで運ぶスイングをしてしまうのです。  ですから、スイングの前にランの分を差し引いて、ファーストバウンドをどこへ落とせばいいのかをきちんと意識している必要があり
                

ということで、アプローチショットも、なんとしてでも1mにつけなければならないということを考えてはいけません。ターゲットは小さいほどプレッシャーが大きくなりますから、グリーンから 50 ヤード以内のアプローチショットは、半径3mという大きなエリアを設定するのが、楽に打つコツでもあります。直径6mの露天風呂に入れるのと同じだと思えば、非常に楽な状態で打つことができ
                

むしろ1mを狙うよりもいい結果が出ることが多いの
                

寄せたい」「カップインしたい」という欲はそのままプレッシャーになりますから、アプローチショット、パッティングでは、できるだけ余裕のある目標を想定してスイングすることを心がけて
                

そこで、アプローチショットのスイングは、パターストロークのような、つまり腕とからだを使うスイングではなくて、両肩の回転運動だけで行うスイングを基本と考えてください。手や腕を固定して、肩だけでスイングすれば手打ちにならず、短い距離を安定して打つことができ
                

なお、一般に言う「ピッチショット」のなかに、この方法とは少し違うピッチショットがあります。それが前述の「ロブショット」で、このショットは、ボールを両足のセンター近辺から左足前に
                

て、通常はサンドウェッジ(SW)でスライス回転をかけるショットです。強い逆スピンによって落下点でブレーキをかけたいときなどに使う、難易度の高いショット
                

グリーンまで 50 ヤード以内からのショットをエッジ付近に落とすという前提で、ピンがグリーン奥の場合は「ランニングショット」、センター近辺であれば「ピッチ&ラン」、手前のエッジぎりぎりなら「ピッチショット」という使い分けを考えて
                

ということは、3mでいいと自分に思い込ませてプレッシャーをなくして打てば、いつも通りの自然なストロークができるということです。これはカップという小さな目標を意識からはずすことで自分の脳をコントロールすることにほかなりません。私自身も、カップを狙ってパットを打ったことはありません。パットは狙って入るものでなく、入ってしまうものだと思っているの
                

第3打でボギーオンを狙うことこそ「月いちゴルファー」が最大限にチャンスを生かせる方法なの
                

みなさんはまず、ゴルフに対する考え方を変えています。みなさんは、ナイスショットの快感を追うのではなく、「月いちゴルファー」でもスコアメイクができる、安全確実なゴルフを実践しています。そのために、まっすぐなボールへのこだわりは捨てています。フェアウェイの幅いっぱいを使う「曲がるボール」を打てるように練習して、自分の持ち球を持っています。  スイングはつねにインサイドを通る軌道を意識していますが、フルスイングはとっくに封印してしまいました。ハーフスイングを基本にして、飛距離へのこだわりは、取りあえず今は持っていませ
                

コースに出たときは、毎ホールのティーグラウンドで、コントロールショットによるボギーオンのコースマネジメントを考えて、第1打からそれを実践しています。第1打と第2打では距離は特に意識せずにフェアウェイキープだけを考えて、ほとんどで実現できています。そしてグリーン手前 50 ヤード前後からなら、いろいろな球筋のアプローチショットを打ち分けて、確実にグリーンオンする自信を持ってい
                

種類のアプローチショットを徹底的に練習していますので、5番アイアンからサンドウェッジまでのクラブを、状況によって臨機応変に使い分け、ピンを中心とした半径3mの大きなエリアを狙うので、少なくともそこから大きくはずれることはほとんどありません。  以上のようなゴルファーになっていれば、みなさんはすでに「上達したゴルファー」です。スコアも 80 台はもう目標ではなくなって、 82 の最終目標を達成していても不思議ではありませ
                

スコア 82 への5箇条 ①第1打と第2打のフェアウェイキープ率を100%にすること。  2打で、グリーン手前 50 ヤードのフェアウェイまで確実に運びます。 ② 18 ホールのすべてでアプローチ3m以内を目指すこと。   50 ヤードから100%グリーンオンできる自信をつけてください。 ③自分のリズムをつくること。  ボギーオンのゴルフに徹し、ラウンド中は決してリズムを壊さないことです。 ④チャンスは求めず、待つこと。  リズムをつくりながらパーが来るのを待つ。この余裕がゴルフの極意です。 ⑤致命的なミスを絶対にしないこと。  ナイスショットへの誘惑に打ち勝つことがスコアメイクにつながり