291.2050年 衝撃の未来予想 苫米地 英人

現在、人々が常識として疑わない考え方、ものの見方の多くは、残念ながら世界の支配者たちによって刷り込まれた抑圧された思考です。もし、このまま変わることがなければ、それこそ悲惨な歴史が繰り返すことになるでしょう。  しかし、 30 年 40 年先の未来は、世界の権力者たちすら把握しきれていない未来。そこに向かってマインドを変化させていくことこそが、権力者たちさえも縛るバイオパワー(人間を抑圧する生権力)の呪縛から脱し、人間らしく生きるための唯一の方法

 

たしかに、現在 30 代の人でさえ、2050年には 60 代、 70 代。仕事もそろそろ定年退職という時に、社会が激変していたとしても、そこまで切実な話ではありません。  しかし、それでも私が2050年の未来予測に十分意味があると考えるのには、確固たる理由があります。それは、 2050年には「 60 代、 70 代は働き盛り」「 90 代でも若造」の時代になっているから

 

「超高齢社会=寿命が120年の社会」になると、何が起こるかというと、人口構造的に高齢者が圧倒的に増えるわけですから、高齢者のニーズが尊重されるということです。それでは、高齢者のニーズとは何か? これは相反する2つの方向性が考えられ

 

ひとつは、「懐古趣味」ということ。障子や畳、アナログレコードなどノスタルジックな文化が嗜好品として珍重されるようになるでしょう。リニアモーターカーで日本全国を1時間以内で旅行できるのに、わざわざ高いお金を払って寝台列車で旅行することがブームになっていたりする。現在ですら「トワイライトエキスプレス」が復活したり、九州の寝台列車ななつ星」が大人気ですから、ますます高齢化が進む2050年には昭和的な生活スタイルが、逆に富裕層の最先端になっていることでしょ

 

つまり、 2050年の〝三種の神器〟 とは、「人工知能」「人工知能を脳で直接操作するインターフェース」「遺伝子操作」の3つ

 

金持ちの高齢者はスーパー人工知能に囲まれて快適な暮らしを満喫し、遺伝子操作や最先端の医療によって若々しいまま200歳まで長生きをする。一部の資産家の子どもは遺伝子操作によって優秀な頭脳を手に入れる。一方で、大多数の一般人は生身のまま生きていかなくてはなりませ

 

考えてもみてください。現在、大学卒の会社員の生涯賃金が約2億5000万円といわれています。これは 22 歳から 65 歳までの 40 年間余りの累積ですから、超高齢社会において105歳まで働いた場合、単純に働く期間が倍になると考えれば、5億円の資産があるわけです。順調に地位を築いたり、投資に成功していれば、 10 億円、 20 億円の資産があっても不思議ではありません。  それに比べて、社会に出たばかりの若年層は年収300万円や400万円。つまり、超高齢社会によって健康寿命が延びれば、年齢による格差が拡大するのは当然の帰結なのです。極端な話、100歳以下は「地下」、100歳以上は「地上」という制限がされているかもしれませ

 

つまり、 2050年にはオフィス自体が存在しておらず、すべてバーチャルゾーンで繋がっており、「出勤」という概念すら消滅しているはず

 

詳しくは次章以降で説明していきますが、つまり、2050年の未来は「地上の高齢層と地下の若年層」という超格差に象徴されるように、資本主義の支配が国家を越えて極限に達している社会です。そして、その中心は外資であり、英語圏の文化です。  ですから、いくら科学が発展し、自動翻訳によって言語力が問われなくなったとしても、英語力ならびに英語圏文化への理解力は、ビジネスの上で必須のスキルであることは間違いありません。よく未来予測として「自動翻訳機の登場により通訳という仕事はなくなる」などといわれていますが、英語力そのものの重要性は、より絶対的になっていると肝に銘じておかなくてはなりませ

 

さきほど、 2050年には「通貨発行権を有する巨大資本が国家の概念を超越する」と指摘しましたが、私の予測では、行政上の「国」という枠組みは残っていても、実質上「国家」という概念は消滅すると考えてい

 

2050年は、MUFJコインやグーグルコイン、アップルコインといった巨大資本に裏付けされた仮想通貨が流通し、「円」や「ドル」と同様の価値を有する社会です。いわば「サイバー経済圏」といったものが、国家の枠組みを越えて誕生するわけ

 

既存の通貨を必要としないサイバー経済圏が巨大化すれば、いよいよ国家の必要性は希薄化します。安全保障の問題を指摘する向きもあるかと思いますが、その頃には軍事はすべてコンピューターによって制御されていますから、戦争も現実世界からサイバー空間へと移行し、物理的な衝突の危険性はほとんどなくなっているはず

 

つまり、途上国の若者は先進国へ移住もしくは通勤し、高齢者を支える。逆に高齢者は、国内の超高層マンションに住むか、あるいは第二の人生を求めて海外へ移住するようになります。今でも、かなりの数の日本人高齢者がタイなどアジアへ移住していますが、その流れが世界中に拡散していくのです。  こうした未来において、国家という概念は希薄化し、今でいうところの「県」のような存在になっているはずです。簡単に短時間で越えることのできる国境は、感覚的には県境のイメージ

 

インフレは政府にふたつのメリットを与えます。ひとつは国債の発行額に応じて、国の借金が減っていくこと。額面で借りているわけですから、インフレになった方が実質的な借金は減ります。もうひとつは、これがポイントなのですが「税収が増える」こと

 

インフレになれば物の価値が上がり、企業の業績も上がるので、個人の所得額が増えます。すると、累進税率が高い区分が増えるわけです。つまり、インフレになれば自動的に税収が増えるというカラクリがあるのです。現在、日本政府が躍起になってインフレを推し進めている理由はここにあり

 

つまり、預金と借金の双方で経済が成り立っている以上、全体として見ればインフレもデフレも好ましくなく、社会を安定させるには物価の調整が不可欠なのです。  しかし、前述したように政府にはインフレ欲求がありますから、通貨発行権の主体が中央銀行に限定されている限り、基本的に経済はインフレへと傾いていきます。それゆえ、通貨供給量をダイナミックにコントロールし、物価の安定を図るためには、中央銀行発行に競合する別の流通通貨が必要になる。これがハイエクの理論

 

巨額の資産を得た一握りの人々は、最新の医療技術によって200歳まで生き、高層ビルの最上階でサイバー空間に生きる生活を送ります。  2050年までに、マトリックスのように脳幹を直接インターフェイスとして、一歩も動かず暮せるようになる可能性すらあり

 

これは、とてもシビアな現実です。ですが、それでも日本に生まれていれば、まだ幸福といえるでしょう。というのも、再三述べてきたように、日本の超富裕層を支えるのは、主に途上国の若者だからです。日本の超富裕層は一握りの日本人と外国人の成功者、そして彼らを支え、奴隷労働に従事するのは外国人の若者であり、それ以外の多くの日本人はある程度の生活と収入を保障された存在になる。

 

日本は今でいうモナコ公国のような形になっていると私は考え

モナコを観光した時、飲食店やホテルなどで接する従業員は、ほとんどがイタリアなどから移住してきた労働者であり、モナコ公国民に出会う機会は希です。なぜなら、彼らは公国民という既得権益だけで暮らしていけるからです。これと同じようになるでしょう。2050年の日本では、国家という行政単位が小さくなっている可能性とともに、日本人ということ自体がかなりのステータスを持つようになっています。  ただ、その代わりに優遇される日本人の定義が厳密化している可能性はあります。日本の人口自体は外国人労働者流入により3億人ほどまで膨れ上がっていると思われますが、純粋な日本国民

は、両親が日本人かどうか、場合によっては祖父母まで日本人であるかどうか、または納税額などで厳密に定義されます。その結果、少子化の影響もあって5000万人ほどに留まるでしょう。  それ以外の2億5000万人については、モナコ公国同様にグリーンカードを持つ外国人労働者ということになります。この場合、現在日本に住む私たちの子供たちには、そこまで悲観しなくてもよい未来といえ

 

そして、こうした状況はMUFJのみならず、みずほ、三井住友の三大メガバンクに共通しています。大株主のうちブラックロックはいわずもがな、日本マスタートラスト信託銀行は、もとをたどればチェース・マンハッタン信託銀行、つまりロックフェラー系で、日本トラスティ・サービス信託銀行も、株主は三井住友信託系ですが、ファンドの出資者は主に外資

 

そして、日銀がETFという隠れ蓑の陰で投資している 27 社のうち、もっとも大きな投資対象はミツミ電機です。投資に興味がない人は名前すら知らないと思いますが、このミツミ電機はアップルに

 

用の部品を納品している企業です。アップルの株主はウォール・ストリートですから、言い換えれば、外資が日銀を操って自分たちの企業に投資させているようなものです。また、買収で有名な電気部品メーカー、ミネベアと2016年中に合併しており、特定の集団によって株価がコントロールされる仕手株でもありまし

 

さらに、ミツミ電機の他に巨額の買い入れをしているのがユニクロです。外資バブル崩壊後から安値の日本株を買い漁り、相当数のユニクロ株を保有していますが、その平均取得値は15000円ほどです。その後、せっせと日銀が買い入れ、ユニクロ株は一時、最高で約62000円にまで上昇し、外資はこの時点から日銀のETF買いで利ざやを稼いでいます。ユニクロ有価証券報告書を年度ごとに比較すると、外資が日銀ETFに売ったユニクロの株式数は200万株で、その差益は実に1兆円近くに達します。これはつまり、日銀が外資に1兆円を贈呈したことと同義

 

ユニクロ1社でこの額ですから、日銀から外資に渡っている金額は計り知れません。日銀がETFで市場から株を買っているのに対して、その株の売主は外資系ファンドです。なんのことはない、

 

という名目のもと日銀で刷られたお金は、日本国内に回っているわけではなく、外国に回っているだけなのです。 日本の景気がよくなるはずがありませ

 

1990年代からは、海外ではICチップを利用したデビットカードが主流となっていますが、日本では使えません。中国人による〝爆買い〟がブームとなった時、あまりに不便なので日本もICチップ対応にしようとする動きがありましたが、ことごとく潰されてきまし

 

なぜ、こうも旧世代の技術に固執するかというと、NTTの利権が絡んでいるからです。現行のクレジットカードーリーダーは、インターネット対応していないので、店舗は必ずNTTの電話回線を敷く必要があります。さらに、カードリーダーを使用した場合、1回では危険という名目でNTTの電話回線を2回利用することになります。つまり、現行のカードリーダーはNTTに金を落とすための道具といってもいいの

 

資金決済法の改正によってMUFJコインが流通すると指摘してきましたが、 当然、今後の通貨発行権を巡って、アップルやグーグルも覇権争いに参入してきます。2050年には、MUFJコイン、アップルコイン、グーグルコインなどの仮想通貨が、日銀と肩を並べ、脅かす存在になっている可能性は十分にあり

 

また、メリットに合わせて国籍を移すだけでなく、実際に移住するライフスタイルが一般化しているかもしれません。現在ですら、タイのバンコクなどはリタイアもしくはセミリタイアした日本人が多くいますし、2050年には、交通機関の発達で隣りの区に引っ越すくらいの感覚で世界各地を渡り歩くことができるでしょ

 

 戦後、GHQは「皇室そのものが旧財閥および東京電力と利益共同体であったことを示唆している」と報告しています。彼らが皇室を〝マネーギャング〟と表現したのは、戦争を通じて巨額の運用益を生み出していたからにほかなりませ

 

言い換えれば、皆さんの銀行の口座や財布の中に入っているお金は、皆さんのものではありません。政府が日銀から借りてきて市場に供給しているお金ですから、すべてが日銀への借金ということになります。そして、皆さんが納めた税金で、政府はせっせと日銀に利子を払い続けている。これが、クロムウェルの時代から幾世紀もかけて金融資本家が確立した巨大利権の構造なの

 

御用学者がある特定の利益によって動いていることを、私たちは東日本大震災と福島の原発事故によって思い知ったはずです。金融資本家は、市井の人々に対する学者の権威というものを熟知しています。当然、金を惜しみなくばら撒き、自分たちに都合のよい論文を書かせ、政策を提唱させ、マスコミを通じて発言させます。なぜなら、学者の発言ほど「有名な先生が言っているのだから」と大衆を思考停止に陥らせるのに効果的な方法はないからです。FRBを設立したウィルソン大統領が、初の学者出身の大統領だったことは偶然ではありませ

 

アリストテレスの著書『政治学』の中には、哲学者ターレスがオリーブ絞り機を借りる権利で大儲けする話が登場します。天文学者でもあったターレスは、翌年のオリーブ豊作を見越して、あらかじめオリーブ絞り機を格安の手付金で独占し、それを翌年に高値で売りさばいたの

 

ちなみに、アメリカの投資銀行によるデリバティブの取引額は、すでに 京 をはるかに超えています。勘違いしないように念を押しておきますが、円でではなく、ドルでです。その額は、全世界のGDPの合計の数倍にあたります。  世界を支配する鍵である通貨発行権は依然として銀行が握っているとしても、これだけの資本を有する投資銀行は、すでに通貨発行権者と同等、もしくはそれ以上の影響力を持っているといっても過言ではありません。  つまり、 世界の支配者を巡る争いは、国家と銀行の争いというフェーズはすでに終わり、現在は

 

投資銀行の争い、金融資本家同士による覇権争いというフェーズに突入しているの

 

パナマ文書の漏えいは、2015年、ドイツを代表する南ドイツ新聞に匿名で送られてきたことに端を発します。南ドイツ新聞の陰のオーナーは、アメリカの大手投資銀行ゴールドマン・サックスです。これについては、ロシアのプーチン大統領が指摘したにもかかわらず、後に撤回、謝罪を迫られることになりました。いかにプーチン大統領といえども逆らえないほど、アメリカの投資銀行の力は絶大

です。実際、パナマ文書ゴールドマン・サックスの指示によってリークされたとみて間違いないでしょう。  ゴールドマン・サックスはロックフェラー家次期当主のジェイ・ロックフェラーの会社です。そしてトランプ大統領が、財務長官と国家経済会議委員長をゴールドマン・サックスから迎えたことはすでに書いた通りです。  つまり、 パナマ文書アメリカの投資銀行からヨーロッパや中国の金融資本家へ向けた警告だったわけです。「彼らの銀行にお金を預けていると脱税で捕まるリスクがあります。ですから、資産はアメリカの投資銀行で運用した方が安全ですよ」というメッセージ

 

にもかかわらず、離脱決定直後から激しいイギリスバッシングが始まります。「世界経済の危機」というキャンペーンが張られ、アメリ格付け機関はイギリス国債の格付けを引き下げます。ポンドやユーロが大量に売りさばかれ、それに動揺した機関投資家が株を手放したことで株価は急落し、「ほらみろ、やっぱりイギリスが悪いじゃないか!」というムードが醸成されたのです。これは巧妙に仕掛けられたワナです。  もうお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、イギリスがEUを離脱したから経済危機が生じたのではありません。むしろ、イギリスが離脱するのは当たり前の話です。経済危機の本当の原因は、イギリスを悪者に仕立て上げたい特定の勢力が、意図的にポンド・ユーロを大量に売りさばいたからです。その勢力とは、莫大な資本を背景に市場をコントロールできる投資銀行にほかなりませ

 

グラス・スティーガル法によって銀行から証券会社(=投資銀行)が分離したアメリカに対し、イギリスは現在でも伝統的に銀行の勢力が上回っています。いわば 銀行対投資銀行という金融資本同士の争いにおける、銀行軍の本丸がイギリスなのです。だからこそ、アメリカのウォール・ストリート投資銀行軍はEUを通じてイギリスに無理難題を押し付けることで国力を削ぎ、いざ離脱となれば一気呵成にネガティブキャンペーンで攻め落とす用意周到な作戦を実行したの

 

デリバティブによって無限ともいえる資本を錬金する投資銀行は、国家や銀行勢力を駆逐し、新たな世界の支配者の座を手に入れました。 ウォール・ストリートのほんの数百人の人間が、全世界のGDPの何倍もの経済を動かし、「金儲け」というたったひとつのロジックが支配する「世界統一政府」を創造しているのです。そして、彼らの意向に添わない国家や勢力は、イギリスやロシア、パナマ文書で叩かれた銀行のように、徹底的に攻撃され潰され

 

この条文を一言でいえば、「あらゆる政府調達を外国から公開入札できるようにせよ」ということです。つまり、 日本の公共事業、医療、郵政、警察、防衛、年金、社会福祉などすべてに、外国企業が自由に入札できることを保証しなくてはならないのです。そうなれば、資金力にものをいわせる国際金融資本の独壇場となることは想像に難くありませ

 

このように 表向きは自由でフェアであるとされる「世界統一ルール・グローバル経済主義」によって、締結国は立法、司法、行政権を 蹂躙 され、国家主権を奪い取られていきます。そんななか、TPPやFTAなどのグローバル経済条約によって利益を得る人々とは、一体誰でしょうか? 「そんなものは決まっている。アメリカだ!」と思っている人もいるでしょう。ですが、それは大きな勘違いです。他の締結国同様、アメリカ国民の 99%は打撃を受けることになります。なぜなら、ISDS条項で守られるのはアメリカ国民ではなく、一部のアメリカ企業に過ぎないからです。一般のアメリカ人は今以上に低賃金、高金利で悩むことになるだけです。  それでも「アメリカ資本の多国籍企業が儲かれば、アメリカは潤うのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、それは多国籍企業の恐ろしさを侮った考え

 

このファイザー製薬による買収劇は、流石にアメリカ国内で問題となり、批判が集中して2016年4月に断念せざるを得ませんでした。しかし、このように〝法の抜け穴〟を悪用した金儲け至上主義による蛮行は、これからも激しくなっていくことが予想されます。  現に、ファイザー製薬の合併発表を担当したのが、オバマ大統領の最大の経済的支援者であるシティ・バンク元副会長ルイ・サスマン氏の長女であったことを忘れてはいけません。ウォール・ストリートの金融資本家が牛耳る多国籍企業の行動理念は、自分たちの利潤の追求のみであり、彼らが儲けるための枠組み作りがTPPで代表されるグローバル経済主義というわけです。  このような条約がTPP以外の形であっても締結されれば、域内はファイザー製薬のような多国籍企業の独壇場となり、1%の金融資本家が幸福になる代わりに、日本だろうとアメリカだろうと国を問わず 99%の人々は不幸になり

 

日本では国民皆保険のもと、アメリカとは比較にならないほど安価にすべての人が医療福祉サービスを享受することができます。アメリカ人にとってはタダ同然のようなものです。また教育に関しても、学費が高い早稲田や慶應などの私立大学を差し置いて、国立の東京大学が最高峰である日本は、アメリカ人には理解しがたい状況です。ハーバード大学よりもはるかに学費の安い公立の大学が優秀という事態は、決してあってはならないことなの

 

アメリカ人にしてみれば、「せっかく稼いだ金を、貧乏人の教育や医療に使うなんて不公平だ」

 

わけです。これが資本主義の姿であり、その意味で日本はキューバ社会主義に近い国家だとアメリカ人は考えているの

 

そもそもアメリカ人にとっての民主主義とは、選挙の話です。資本主義下においては、すべてのサービスに格差が生じる。それは仕方のないことだけれど、投票権だけは、一票の重みだけは平等に与えられている。  つまり、民主的要素がすべて投票行動に集約されているのです。   翻って日本の選挙は、そこまでの重みを持っているとはいえません。1年に数回、数日だけの儀礼的行為で、選挙結果にかかわらず、国民は明日からも基本的人権を保障され、最低限の生活を送れると信じている。そして、それこそが民主主義国家だと日本人は考えています。しかし、そうした社会や国民意識のことを、アメリカでは社会主義と呼ぶの

 

同じことが皆さんの金融資産1700兆円で起きます。皆さんの元本なのに、それでデリバティブが組まれ、日本が買い取られます。  これで民主主義は徹底的に破壊され、それを取り戻すのに私たちは何百年という歴史を必要とするでしょう。もしかしたら、二度と民主主義の世界に戻れないかもしれません。  この未曾有の危機に直面して、私は常にTPP反対を唱え続けてきました。ところが、ほとんどのメディアはTPPの本質について議論、報道することを放棄してきて、あまつさえ「TPPは日本に有利」などと馬鹿げたことを主張しさえしてきました。それゆえ、日本国民のグローバル資本主義に対する危機意識は非常に希薄なままです。これは一体どういうことでしょ

 

答えは、 この国民が思考停止している状況そのものが、金融資本家の戦略によって作られたものだということ

 

ソーシャルメディアにおいては、さらに顕著です。多くのフォロワーを持つアカウントから発せられた情報は、幾何級数的に拡散し、あたかもそれが真実であり、疑問を差し挟むことが許されないような空気が醸成されます。もしくは、疑義を呈した人間は徹底的に叩かれ、炎上してしまいます。しかし、よくよくたどっていくと、その情報自体は発信源が不明で、信ぴょう性に欠けていたりするにもかかわらずです。  このようにメディアや学者を利用して「皆が言っているのだから、偉い人が言っているのだから、そうなんだろう」と人々の思考を停止させ、権力者に都合のよい行動に導いていくシステムこそ、現代

 

権力者が社会に築いたパノプティコンです。そして、その権力者とは莫大な富を独占する国際金融資本家に他なりませ

 

つまり、 現実世界を資本の力で支配している金融資本家にとって、仮想通貨の登場で経済がサイバー空間に移行することは、彼らの盤石な支配を揺るがす大きな脅威なの

黄色のハイライト | 位置: 1,365
そして、サイバー空間における戦いはすでに始まっています。ビットコインが登場するや否や、

 

までウォール・ストリート投資銀行に辛酸を舐めさせられてきたイギリスのイングランド銀行は仮想通貨計画を立案して巻き返しを図っています。一方、ウォール・ストリートは、自らの実質子会社であるJPモルガンやMUFJを利用し、法律を変えてまでMUFJコインを発行します。こうした流れは今後加速していき、サイバー空間のビジネスで成功したグーグル、アップル、フェイスブックのような企業が独自の仮想通貨を発行し、デリバティブ数学によって金融資本に対抗する勢力となっていくでしょ

 

このように経済がサイバー空間に移行することで、 2050年には金融資本の支配をすり抜け、その牙城を突き崩す「サイバー独立国」が現れているはずです。例えば、彼らがMUFJコインをハッキングして、通貨としてアンセーフであることを証明すれば、MUFJコインの価値は暴落し、京を超える資産が雲散霧消します。これはもう、すでに世界レベルの戦争といっていいでしょ

 

ですから、2050年には「マンションの隣室が、実はサイバー独立国だった」ということもおおいにありえます。時折、顔を合わせて挨拶していた隣人が、サイバー独立国の元首なのです。しかし、誰もそんなことは気がつかないでしょう。ビル・ゲイツのユニフォームはジーンズであり、ハンバーガーが大好物。ラリー・ページはTシャツのおじさんで、ザッカーバーグにしてもインターンの大学生

 

見えません。彼らのリソースは、すべてサイバー空間にあり、物理空間は一般人と変わらない暮らしを送っているのです。  ただし、そうした外見から、彼らが庶民派だと思い込むのは早計です。彼らは意図して、上手に一般社会に紛れ込んでいるのです。なぜなら、資本家が常に反感を買う存在であることを知っているからです。その意味で、支配者然として悪びれない金融資本家よりも巧妙だといえるかもしれませ

 

もちろん、そのような状況は日本に限ったことではありません。すべての国は、都市部のビル群に居住するその国の人々と、リゾート地を買いあさるさまざまな人種という構図になっており、ますます既存の国家の概念やアイデンティティーは希薄化していき

 

〝地縁〟といった概念もなくなり、むしろ「フェイスブックで5000人以上知り合いがいる人間のコミュニティ」といったサイバー空間上の結びつきの方が重要視されます。そこから荘園時代の地方領主のように「フェイスブックの知り合い5000人国家」といった小規模な独立国が生まれてくるかもしれませ

 

いずれにせよ物理空間はリゾート地以上の意味を持たなくなるので、国土を巡る戦争はほとんどなくなります。しかし、これこそ悲しむべきこととして、2050年に向けても戦争はなくならないでしょう。現在進行形で各国がしのぎを削っている、サイバー空間での覇権争い、つまり、「サイバー戦争」が巻き起こるの

 

ですから、2050年における犠牲者は、戦争よりも圧倒的にテロによって生み出される。これはまず、間違いありませ

 

つまり、 21 世紀の戦争の形は、その勝敗が事実上サイバー空間で決する「サイバー戦争」へと変化したのです。「第三次産業革命」がIT革命であったならば、「第三次世界大戦」はサイバー戦争であり、その火蓋はすでに切られてい

 

2009年、マルウェア攻撃に屈したイランは、それまで頑なに拒否していたIAEA国際原子力機関)の査察受け入れを表明しました。これは実質、降伏・敗戦も同然

 

念のため「大規模な武力衝突がないのだから、戦争ではない」と考える人のために指摘しておきますが、イランへのサイバー攻撃で流血がなかったように、これからの時代の戦争は、物理空間での武力衝突はむしろ減っていきます。これは歴史の流れとして当然のことです。  戦争というと太平洋戦争時の日本のように総力戦をイメージする人が多いと思いますが、根本的には戦力=戦闘要員にある程度の差がついた時点で終結するものです。「天下分け目」といわれた関ヶ原の戦いも、実際は数千人規模。イラク戦争においても、戦争で死んだ兵士よりも占領下の自爆テロで死んだ兵士の方がはるかに多い。基本的に時代が進むほど、死者が少なくなっていくのが戦争

 

ですから、 2050年に向けての戦争はハッキング合戦です。それも、「国家を超越した通貨発行権を握るサイバー企業」対「物理空間の通貨価値を保持しようとする国家」、さらには「サイバー企業」対「サイバー企業」といった構図の戦争になり

 

マインドハッキングというと核ミサイルよりも平和的な印象を受けるかもしれませんが、現実的な脅威はミサイルよりもはるかに深刻なのです。現在、世界中で猛威を奮っている洗脳された人たちによるテロリズムは、その序章に過ぎませ

 

何しろウォール・ストリートの平均年収は650億円。彼らからすれば年収300万円だろうが年収1000万円だろうが、等しく奴隷的労働者なのです。しかし、その事実に目を向けさせないよう、金融資本家はメディアを利用して巧妙な誘導を行います。それが「勝ち組」「負け組」などに象徴される、社会の階層化

 

年収300万円の人は勝ち組を目指し、年収が少しでもアップすれば幸福感を味わう。一方で、年収1000万円の人は負け組を蔑みながら満足感に浸り、既得権益を守ろうとする。社会を細かく階層化することで、人生における幸福感や劣等感は、その階層を行き来することに集約されてしまいます。  これはすなわち、奴隷が自分を繋いでいる鎖を「俺の方がいい鎖だ」と自慢し合っているようなものです。「あいつばっかりいい鎖しやがって」と、不満や憎しみは奴隷同士の争いに向けられ、その光景を見物しながら主人である国際金融資本家たちは悠々自適な生活を送っているのです。  ですが、よく考えてみてください。年収300万円もあれば、一人で十分生活していくことができます。夫婦であっても、現在は共働きが当たり前の時代ですから、世帯収入600万円は決して貧しい

 

いえません。では、なぜ人は年収1000万円を羨み、そこを目指していくのか? それは、人間らしく生きるための〝実ニーズ〟とは対極にある本来は必要のない〝虚ニーズ〟こそが、人生において価値あるものだと刷り込まれているから

 

同じように、先述した楽天の成功の鍵は、三木谷社長が元銀行員であることが大きいと思います。技術的にはアメリカの受け売りであり、誰が始めてもおかしくないビジネスでしたが、保守的な日本

 

元銀行員、それも当時は金看板であった日本興業銀行員という肩書が投資家に大きな安心感を与えました。  また、興銀時代にハーバードMBAを取得したことも資金を提供する国際金融資本に安心感を与えました。  つまり、IT産業において成功するかどうかの分岐点は、その発明性、革新性の有無よりも、金融資本の後押しを得られるかどうかにかかっているの

 

では、国際金融資本の奴隷とならないために、私たちはどう生きればよいのでしょうか? その答えは至ってシンプルです。 「やりたいことをやれ!」  この一言に尽きます。日本では「やりたくないことを我慢するからお金がもらえる」「やりたくないことでも自分がやらないと会社も社会も回らない」という、とんでもない誤解がまかり通っています。まさに奴隷の考え方です。  そもそも「職業」とは、「お金を稼ぐ」ことが本質ではありません。お金を稼ぐのはファイナンス活動であり、それは副業でも株式投資でも不動産投資でも何でもいいのです。職業の本質的な定義とは、「社会に機能を提供すること」

 

例えば、海外の富裕層は、慈善事業を積極的に行います。彼らは、投資などいわゆる「不労所得」で莫大な資産を形成しており、何ら社会に必要とされる機能を提供していません。つまり、「無職」なわけです。しかし、慈善活動を行うことで社会に機能を提供しており、その意味で慈善活動が彼らの職業なの

 

よく投資をあおる媒体で、「投資に成功して悠々自適なセミリタイア」などと満面の笑みを浮かべて登場する人がいますが、その代わりに慈善事業や啓蒙活動に従事していないのであれば、彼らは単なる無職であり、何をそんなに自慢することがあるのか私には理解不能です。海外では無職は蔑まれる対象なので、慈善活動という職業に精を出すの

 

このように職業をお金と切り離して考えた場合、やりたいことをやるのが一番というシンプルな結論にたどり着き

 

釈迦は「自分を含めて、この世のすべては他の何かとの関係性で成り立っている」と〝悟り〟を開きました。つまり、世界は「縁起」によって成り立っています。この縁起を捨てた人間は、世界から見放された孤独な存在です。 金融資本主義の奴隷の行き着く先は、絶対的な孤独であり、人間としての

意義の消滅です。これは「経済」の本来の意味である「経世済民=世をおさめて、民を

すくう」とは正反対の結末

 

最後に、なぜ私が「やりたいようにやれ」というのか、その理由をもうひとつ付け足して、次章に繋げていきたいと思います。  それは2050年に必要とされているだろう機能を、現時点で推測することはできない、という

 

です。そして、何が必要とされるか分からない以上、功利的なモチベーションよりも自分の感性に従って生きた方が、結果として生産性の高い商品・サービスを生み出せる確率が高いから

 

そして、「サイバー独立国」の項で触れたように、国際金融資本家にとってグーグルやアップルのようなサイバー空間から彼らの支配を揺るがす企業は、非常に目障りな存在です。金融資本家の理想は、自分たち以外のすべての人間がお金のために働き、目先の利益のためにインベンションもイノベーションも生み出さず、ただロボットのように単純労働をこなす世界だから

 

日本からはグーグルやアップルなど爆発的な企業は出現しないとよくいわれますが、それは日本人にクリエイティビティがないからというわけではありません。むしろ一昔前を振り返れば、才能溢れるエンジニアが日本の高度経済成長を支えてきました。その日本人の生産性が著しく低下しているということは、それほどまでに金融資本家の洗脳が社会の最深部まで浸透してしまっているということです。おそらく根本的に勤勉実直な日本人の性向とロボットのような労働者を生み出そうとする金融資本家の思惑が、悲劇的に一致してしまった結果でしょ

 

また、「運用」「貸付」の双方に関わる業務として「営業」があります。「これはさすがに人間の出番」と思われるかもしれませんが、営業も人工知能で十分です。というのも、IT化が進めば進むほど、営業におけるウェイトは、対人関係よりもマーケティングと広告宣伝の占める割合が大きくなっていきます。そしてマーケティングと広告宣伝は人工知能の得意とする分野であり、こうして細かく業務ごとに分析してみると、銀行はほぼ無人化が可能だという結論に達し

 

このように銀行でさえ無人化が可能ですから、一般企業の総務、経理などのデスクワークはほとんど人工知能で代替できると考えられます。  では、IT産業を支えるシステムエンジニアはどうでしょう? これもまた、人工知能の登場で真っ先になくなる仕事のひとつです。ソフトウェアは人工知能が自動生成し、運用も人工知能の方が正確ですから、エンジニアは仕様書を書いて、クライアントと折衝するだけの仕事になります。つまり、エンジニアとは名ばかりの営業職です。そして、銀行業の検証でも指摘したように、営業のなかでもマーケティングと広告宣伝は人工知能の分野ですから、その仕事はほとんど消滅するといっていいでしょ

 

さらに、工場のライン作業に代表される単純肉体労働も、人工知能搭載のロボットで真っ先に代替される仕事であり、こうして見ていくと、非常に多くの仕事が2050年には必要なくなっていることが分かります。しかし、ここまではあくまで週刊誌の特集でも取り上げられている範囲内です。私の予測では、2050年はメディアが予想もつかないほど、もっと劇的な変化が訪れています。 公務員も官僚も政治家も、総理大臣でさえ人工知能に置き換…
エクスポートの制限に達したため、一部のハイライトが非表示になっているか、省略されています。

 

弁護士は、訴訟当事者に知識や経験がないがゆえに、やむを得ず任せられているだけです。そもそも弁護士をつけるかどうかの判断は原則任意で、当事者に知識がある場合は弁護士をつけない「本人訴訟」も少なくありません。少額訴訟の場合はなおさらで、弁護士費用で赤字になってしまうので、弁護士をつけないことがほとんどです。  つまり、本人に十分な知識と経験と時間さえあれば、弁護士とは本来必要のない仕事なのです。人工知能の進化によって、その知識と経験と時間を誰でも手軽に補えるようになれば、高額なギャランティを支払ってまで弁護士をつける人はほとんどいなくなり

 

この場合、人間に残された選択肢は2つしかありません。生産性を劇的に向上させるか、人工知能よりも安価な労働力として貧困層へと転落していくか。前者は富裕層として超高層ビルに住み、後者は地下へと潜っていく。これが2050年の超格差社会の生々しい姿

 

要するに、一般に生産性を上げるために行うべきとされている努力は、ほとんどが方向性を誤っているのです。 人間にしかできない生産性、それは効率化や最適化だけではたどり着けない、まったく新しい何かを創造したり表現したりすることです。  これは言い換えれば「自我」の領域を鍛えるということ。人間にあって人工知能にないもの。それが「自我」であり「煩悩」です。つまり、前章で繰り返した「やりたいことをやれ!」とは、自我を鍛え、人間としての本来の能力を発揮しろ、という意味でもあり

 

このような奴隷を生み出す教育によって、無意識的にそれを受け入れてしまう文化を「coercive culture(コアーシブカルチャー=抑圧的な文化)」 と呼びます。  電通を目指す学生自身はクリエイター気取りかもしれませんが、電通を目指している時点で奴隷教育のインプットが完了した証拠であり、非常に生産性が低いといえるでしょう。 コアーシブカルチャーのもとで育った人間は、十分に自我の発露を促進され、自我の赴くままに生きる人間に比べて、その生産性が756分の1にまで低下するというデータがあるほど

 

このように人工知能が発達し、社会がデジタルになっていくほど、人間的な部分、アナログな部分の価値が相対的に上がっていく現象が起こるでしょ

 

デジタル技術の革新がアナログの価値を高めていることは、音楽が簡単にダウンロードできるようになってから、相対的にライブの価値が上昇していることを見れば、2050年を待たずとも理解できるかと思い

 

つまり、デジタル社会、サイバー社会となった2050年では、アナログであること自体が価値として成り立っている可能性が高いのです。そして、「アナログ=人間らしさ」であり、「人間=自我」です。つまり、必ずしもクリエイターでなくとも、やりたいことをやり続け、その世界で唯一無二の自我を発揮できれば、そこにニーズが生まれ、価値が生まれ

 

ですから、 これからの時代の「付加価値」とは、決して世間がいうようなデジタルなスキルや狭い専門性ではありません。人間が長い歴史の中で培ってきたリベラルアーツを学び、広く深い人間性を身につけること。その上で、やりたいことをやり、社会のニーズに適った機能を提供できる人間になっていくことが重要なの

 

付加価値のある人間になること。さらに、付加価値の意味と方向性を誤らないこと。お金を稼ぐことが職業だと考えず、好きなことに生きる

 

断言しましょう。 今の世の中に即した生き方では、2050年に尊厳ある一人の人間として生きることはできません。未来において目を開いていられるのは、時代の流れとニーズを読み取り、いち早く価値観と生き方を転換させた人間だけなの

 

となれば、代わりにリーダーを引き受けようという国が必ず現れます。その一番手がイスラムであり、急激な成長が見込まれるロシアです。もしかすると、2050年にはイスラムの戒律が世界のスタンダードになっている可能性も少なくありません。その場合、ロシアに並んで、これまでのアメリカのポジションにいる可能性があるのがイランです。イランは世界史を紐解けばわかることですが、もともとペルシアという非常に優秀な国です。アメリカがサイバー攻撃によって真っ先に潰そうとしたのも、

 

潜在能力を恐れてのこと。しかし、アメリカが世界の警察を降りてしまえば、その 箍 が外れることになり

 

ウクライナでの紛争やそれに伴う経済制裁などで、昨今ネガティブなイメージのあるロシアですが、裏を返せばそれだけアメリカにとって脅威になりつつあるということです。  世界最大の国土と資源というポテンシャルを持つロシアですが、そのGDPの規模は日本の4分の

 

程度で韓国と同程度しかありません。しかし、韓国が外資を受け入れることで背伸びをして破綻寸前である状態に対し、ロシアはまだポテンシャルを生かしきれていない状態。近いうちに日本の高度経済成長期に匹敵する年率 20%、 30%の経済成長フェーズに入ることが予測され

 

そして、EUを離脱するイギリスはロシアへの経済制裁を続ける理由もありません。莫大なポテンシャルを持つロシアにデジタルポンドを一挙に投資すれば、金融資本家の勢力図が塗り替えられる可能性があります。中国躍進の陰には、イギリスによる投資がありましたが、停滞期に入った中国に見切りをつけ、今後イギリスはロシアと急接近していくはずです。このようにヨーロッパの勢力図は、イギリス、EU、ロシアの三つ巴となり、そこに宗派の違いでお互いの仲はよくありませんが、イランとサウジアラビアを中心としたイスラム圏、金融以外のすべてで凋落の途を歩むアメリカが横一線で並ぶというのが、近未来の世界情勢の大枠だと考えられ

 

290.お金儲け2.0 手堅く1億円稼ぐ7つの最新手法 川島 和正

近未来はこのようになるのですが、それを踏まえたうえで今やるべきことは、 今稼げることに取り組む ことです。あまりに未来を先取りして新しいことに取り組んでも、なかなか換金できずお金に困るため

 

今稼げることに取り組んで、お金を貯めておくことは未来への準備につながります。なぜかというと、貯金があれば社会が変化しても、しばらくは生きていけるからです。そして、貯金がある程度の規模になった場合には、未来の技術への投資に使えるから

 

現在、世界最強といわれるアマゾンやグーグルのシェアだって、ブロックチェーンの登場により切り崩せるようになるのです。そしてその恩恵を受けるのは、 ちょっと人より早く行動する普通の個人 だったり

 

ただ、何事においても「やり方」というものがあり、間違ったやり方をしては、なかなかうまくいきません。いくら時流に合ったものに取り組んでも、やり方が間違っていれば儲からないのです。ブログでもメールマガジンでも、ツイッターでもユーチューブでも、うまくいく人もいれば失敗する人もいます。これは能力云々というより、 やり方を知っているかどうかなのです。  新しい稼ぎ方の攻略法は、 ゲームの攻略法と同じ です。最初は情報がまったくないので、みんな試行錯誤しているのですが、すぐにその中から成功事例が出てきます。そのため、日々情報収集にいそしみ、攻略法を学んで実践していく人が稼げるようになっていく世界なのです。  私や私の仲間たちは長年この研究を続けてきたため、今では数千万から1億以上の収入を得て、 悠々自適の暮らしをしている 人が多くい

 

また、SEOサイトアフィリエイトや転売ビジネスは、攻略法を調べて試していくゲームのようなものだったりします。ロールプレイングゲームシミュレーションゲームをリアルに行なう感じで、そのポイントがそのまま使えるお金になるのです。  そのため「ビジネスは難しい」とか「稼ぐのは大変」という古い価値観に縛られて 躊躇 する必要はありません。「 趣味の活動を頑張ろう」とか「 ゲームを攻略してみよう」といった気分で取り組めば誰にでもできますし、むしろそういうスタンスで取り組める遊び心のある人のほうが、早く

できると思い

 

正田さんは完全にライバルがいない、超ニッチなキーワードを攻める戦略を選んだのです。  具体的には、通常ニッチといっても「海外レンタルwi-fi おすすめ」とか「海外レンタルwi-fi 安い」くらいまでのところを、正田さんは「wi-fiレンタル ボリビア」や「海外wi-fi 容量3人」のように、もっとニッチなキーワードを攻めていきました。  また、そういったキーワードを使ってバラバラにサイトを作成するのではなく、ジャンルごとにまとめて、とてつもなく ページ数の多い詳しいサイト群 を作っていきました。  さらに、ただニッチなキーワードを攻めてもきりがないので、緊急性や購買意欲を考えて、それらが高いものを作ってきました。より 具体的で、商品やサービスにつながるキーワード を攻めていったのです。  その結果、アクセス数が低くても、成約率が高くて儲かるサイトが次々にできていき、年収1億円を超えるようになった、というわけ

 

自分が何か作業に取り組む場合も、これとまったく同じ理屈です。面倒くさい行動のリターンがはっきりしていて、なおかつ確実性が高ければ、やらなきゃ損だと思うようになります。  また、それはお金ではなく、 体感できるもの であれば、もっとやる気が出ます。人は1万円

 

目の前にしたときよりも、美味しそうな焼き肉や、美しい異性を目の前にしたときのほうが、感情が動くものだからです。  この特性を活かし、モチベーションを上げるために、 明確なリターン を最初に知って、なおかつ仮体験することが肝心

 

私もこの 10 年はいい波に乗れて大儲けできましたが、今後 10 年はどうなるかわからないですし、さらに 30 年、 50 年先となると本当に未知の世界です。ですから、日々謙虚な気持ちで学び、目の前のお客さんを大切にし、将来に向けIoTやブロックチェーンなどの最先端技術に投資しているところです。  令和の時代を迎え、これからの日本は一時的崩壊とその後の再生への道を進んでいくと思いますが、準備していれば乗り越えられるはずですし、大金持ちになれるチャンスも見つけられると思い

 

 

289.あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる 堀江貴文

もっと遊ぼう。金を使おう。
預金残高は、自分がいま失っている、たくさんの機会の総額だ。
食に金をかけよう。
不安を消せるのは、思考の密度だ。

いまや、キリギリスのように「好きなときに好きなだけ食べて」も、まったく困らなくなっている。もはや食糧は重要な基準ではないのだ。物質的に豊かになったこの時代、驚きや感動、

 

快適さなどの付加価値に対価が支払われるようになった。  となれば、現代社会において価値をもって求められるのは、アリの生真面目さよりも、キリギリスの「いまを謳歌する生き方」だ。  これはもはや、疑いようのない圧倒的な事実になって

 

真面目に働く勤勉さももちろん有用ではある。しかし、楽しみや遊びを周りに提供する才能は、それと同じ価値どころか、今後はその価値をますます高めていくだろう。  アリもキリギリスも、どちらも飢えず、幸せに暮らせるのが、本当に成熟した社会だ。  僕たちは、もうその社会を生きている。  古い寓話のメッセージを教訓にしていたら、蓄えの呪縛からは逃れられ

 

生きていくために、蓄えは必須ではない。  それどころかむしろ、それは人生を萎縮させる。  備えてばかりの人生を送るアリたちが、音楽や踊りの上手い楽しい友人をも失って、その後も幸せに生きられているとは、あまり思え

 

銀行などの機関に預けているお金は、銀行に対する債権だ。  貯金は、いざというときのための資金だというけれど、多ければ多いほど、それだけ誰かにお金を貸して、あなた自身の人生の幅を狭めているのと同じなのだ。  貯金は生活の安心につながると、大人は言うかもしれない。しかしその金額ぶん、債権者としての負担を増やしているのだ。それがなぜ安心なのだろ

 

お金を使って得た経験は、社会に出てから、いろんな場面で役に立った。コミュニケーションのレベルも、出会う人のランクも高くなった。  貯めていれば、国内の 40 代のビジネスマンのなかでは指折りの富豪になっていたかもしれない。でも僕にとっては、貯金額を増やすより、そのときにしか得られない出会い、興奮や、体験を積み重ねることの方が、はるかに大事だっ

 

の得てきた体験は、いま同じ額のお金を投じたところで決して得ることはできない。貯金は目先の不安を多少取り除くのかもしれない。しかし時間を買い戻すことはできないのだ。  いまという時間を楽しみ尽くし、後悔のない人生を送るために、お金の活力を信じて、好きなだけ使ってしまおう。  貯金にとらわれ、お金の活力を死なせてはなら

 

身体は大人になっても、行動の欲求は、3歳児レベルでいいと思う。  3歳児は、ご飯を食べていても興味がころころと移り変わり、ご飯をこぼして親を困らせる。好奇心を抑えられず、道路で走り出して、ケガしたりする。それで全然いいのだ。  3歳児は、やりたいことだけでできている。だから、親や周囲の人たちに、愛されるのだ。「自分の

 

に制御をかけて、やりたいことを全然やってない」という3歳児を、あなたは可愛いと思うだろう

 

子どもは、いまがすべてという気持ちで生きている。だからすごいスピードで成長を遂げる。将来の安定など、いまここにないものにとらわれてはいけ

 

やりたいことをやればいい。  そうすれば、気づいたときには、周りの人が驚くほど進歩しているはず

 

移動を続けながら快適な生活を維持するには、ホテル住まいがベストだと言える。ある程度の稼ぎがあって、物の所有欲が極端に少ない人には、ぜひ薦め

 

いうより、熱中できる何かをたくさん見つけ、やりたいことをこなしまくっている毎日を過ごしいれば、自然に家なんかいらなくなると

 

作家で僧侶の 向 谷 匡 史 さんは、こう言っている。 「人間関係というのは、自分という船の船底にこびりついたフジツボや牡蠣殻のようなものだ。人生という海原を渡っていくうちにどうしても付着してしまうものですが、気になるなら自分で削ぎ落とせばいいんです」  そのとおりだ。僕たちは人生という船を、常に前に進めていかなければいけ

 

お金に対して誠実でない人間は、航行の邪魔になる。ためらわず削り落とそ

 

は面白いことに囲まれて生きている。やりたいことが尽きない。  面白いことを片っ端からやっていくと、やりたいことが倍々に増えていく感覚だ。 「面白い」と「やりたい」の循環に入れば、時間はいくらあっても足りない。だから何よりも時間の抽出と最適化に努めている。お金なんか、どうでもいい。  面白いことを逃したり、チャンスを失うのが、僕には最大の痛手だ。  そうならないよう、常に遠くへ出かけ、新しい情報を浴び、多くの刺激的な仲間たちと会い、感度のバージョンアップに努めている。  面白いことがない、という人は

 

それはシンプルに、感度が低いからだ。 「やる」ことを重ねていない。「挑み」を実践していない。  だから、情報のアップデートはできないし、会う人は限られ、つまらない現在をわざわざ自分で、固定してしまっている。面白いことに出会えないのは、当たり前

 

結婚して恋愛市場から降りたオヤジに、仕事のできる人は皆無

 

勘違いしてはいけないが、愛妻家がダメと言っているわけではない。優秀な人は総じて、妻にもモテて、他の女の子にもモテまくる。  英会話スクールでも、英語講師と恋人になってしまうような人が、英語能力は高いの

 

飲み会にも当てはまる。  大学のサークルなど、昔の友だちの飲み会は無視でいい。  でも、ビジネスでつながり、少しでも面白い! と感じた人が誘ってくれた飲み会には、できるだけ参加しよう。行ってみて、つまらなかったら、二度と行かなければいいだけのことだ。  思いつきと出会いに乗じて、まずは行動してみる意欲が

 

今後、投資すべきところは、遊びだ。  テクノロジーの進化によって、すべての人に膨大な余暇が生じ、遊びが人生の中心になる時代は、遠くないうちに実現する。  遊びを知らなかったり、遊びの種類が少ない人は、貧困層と同じような苦しい人生を強いられるのではないだろう

 

株をやっている余裕があるなら、もっと遊びにお金と時間を費やしてほしいと

 

僕がインターネットのビジネスで成功したのは、他の人よりも知識が高かったからではない。他の人よりも徹底的にハマり、遊び尽くしたからだ。  僕よりパソコン好きな人はたくさんいたと思うけれど、僕ぐらいハマった人は、ごく少数だと思う。昔よく、なぜ堀江さんは会社を大きくできたのですか? と聞かれたが、「ビジネスにハマッた」からです、としか答えようが

 

ふだん持ち歩くのはスマホ以外では、自動車運転免許証、小型船舶操縦士免許証、健康保険証、クレジットカード3枚、キャッシュカード2枚、PASMOと少しの現金。これだけで充分だ。買い物も食事も不自由は

 

イギリスの研究によると、満員電車に乗っているストレスは、戦場の最前線の兵士が抱える精神的負荷と、ほぼ同じなのだそうだ。そんな苛烈な負荷に耐えられるほど、快適で素晴らしい家に、みんな住んでいるのだろう

 

僕は、国内の移動では、ほとんど電車に乗らない。起業した直後は経費節約で、電車移動が中心だったけれど、ある年長の人に言われた。 「移動は、タクシーを利用しなさい。タクシー代をケチるような仕事はするな。もし君の仕事が、時給換算してタクシーに乗れないような稼ぎだったら、その仕事に価値はない」  その言葉のとおりだ。  僕は移動費をケチることで、時間という最大の資源を、無駄遣いしてしまってい

 

電車に乗るいちばんのストレスは、仕事をする気が減退することだ。  スマホもパソコンも使おうと思えば使えるけれど、いろんな人が疲れ果てた顔で乗り合わせて

 

あの環境で仕事をこなす気持ちを維持するのは、かなり難しい。満員電車ならそもそも、スマホを見ることもできないだろう。  より質よく、多く稼ぐために、移動や住まいには、あえてお金をかけよ

 

大きな話になったが、要は現金に執着している意味なんか、ほとんどなくなっている時代になっていることを、きちんと知ってほしい。  お金の価値は下落中で、上がり目は当分ないだろう。  お金よりはるかに貴重な資産は時間だ。  時間を有益に、成熟した使い道をしていける者が、評価される。結果的に経済的な成功者以上の見返りを得られるのだ。  わずかの手数料にとらわれ、行列に並ぶような愚行は、きっぱりやめよ

 

僕がそこに浪費をいとわないのは、純粋に美味しいものが好きだから。  もうひとつは、人生を楽しくする投資として、リターンが良いからだ。  食は文化であり、歴史を知ることができる。例えば中国で料理技術が発展したのは、中国皇帝の権勢の顕示欲が背景となっているとか、日本での発酵食品の発達には、湿度の高い国土で保存の利く料理をつくりだす必要があったからなど、料理と歴史は密接に関わっている。  美味しいものを突きつめていけば、歴オタの道にも通じるのだ。  ワインや日本酒など各国のお酒の歴史や蘊蓄も、ずいぶん学べた。これらは後に小説を書くのにも役立って

 

酒食にお金を費やすことで得られる一番のものは、幅広い人間関係だ。  美食の場には、経済的な成功者が集まっている。彼らとの新鮮で刺激的な会話も、ご馳走だ。  またグルメ好きは、分野の垣根を越える。仕事しているだけでは出会えない、各界の著名人やタレント、インフルエンサーと知り合えるのが

 

僕は毎晩のように、彼らと酒席を囲み、魅力的な情報を教えてもらい、しばしば熱いディスカッションを交わしている。  新しい発想が生まれ、ビジネスを立ち上げる機会にもなる。TERIYAKIアプリや、WAGYUMAFIAの活動は、酒食にお金を投じた長年の経験の賜物

 

投じた以上の機会創出と、知識を満たすリターンが得られる。そして何より、あなたのブランド価値を高める。  安くてそこそこ腹を満たせる、ひとりメシを続けていると、その回数ぶん、ライフステージを上げるチャンスを失っているのだと気づいて

 

僕は、ランチではうな重を食え! と言いたい。  それもチェーン店の数百円のうな重ではなく、浅草や日本橋など、老舗店のうな重を食べてほしい。5千円以上するが、その金額ぶんの学習代金だ。  ランチに老舗のうな重を食べられる人たちは、まずお金持ちだ。会話のレベルも高い。そういう人たちに囲まれる環境に身を置けば、思いがけない出会いのチャンスが増える。 「ランチに、名店のうな重食べてるの?」「面白いヤツだ。別の店にも連れてってやるよ」など、声を掛けられるようになる

 

ゴルフはもちろん、沢登りや音楽フェスなど、体力を使いまくる遊びも大好きだ。  歳は 46 歳になるが、 20 代から体力の衰えは感じていない。セックスも好きなだけ、楽しめて

 

メールマガジンなどで書評を書いているので、新刊の本を定期的に読んでいる。  また会食中に、面白い人の本が売れていると聞けば、その場でAmazonで注文して読む。多忙な起業家たちのなかでは、割とこまめに新しい本を読んでいる方だろ

 

一方で、思考の筋肉の鍛錬は、読書がベストとは限らない。  いけている人に出会って面白い話を聞いたり、めずらしい場所へ行って面白い体験を重ねれば、脳は活性化される。何より、

 

洋服の置き場所は、かなり多くの人の悩み事だろう。洋服は買うのではなく、レンタルシェアが

となる時代は、そう遠くないはず

 

大人になると、友だちができづらくなるというが、そんなことはない。  仕事でも遊びでも、いつもと同じ状態を意識的に避け、新しい試行錯誤や挑戦を重ねていくと、自然と出会いの縁は広がる。友だちづくりが下手だと自分で思っている人は、性格が原因ではなく、ちょっとした動きだしが、足りないだけだろ

 

仲間は、意識的につくるものではない。  自由に、好きなように動いていると、同じような動きをしている人と同期して、勝手につながるもの

 

食事は、そいつが面白いヤツかどうかの、見きわめに役立つのだ。  美味しさを伝える喋りの上手さや、食べるときのふるまい、座の話の回し方で、頭の良さが見測れる。会話で持っている情報のレベルもうかがえる。  メシに呼ぶといつも面白いなというヤツは、だいたいビジネスでも成績をあげていくものだ。逆

 

食事時にぜんぜん面白くないヤツは、仕事の方もうまくいかない。二度と呼ばないで、関係を切ってしまう。  新しい仲間づくりに、会食はけっこう効率的に機能する。メシは、相手の地位やキャリアにとらわれず気前よくおごって、いい仲間とつながろ

 

金持ちを目指すというスタンスは、いま主流になりつつある評価経済社会では、ひどく損をする。  別に金持ちを目指す生き方を全否定しようとまでは思わないけれど、そんなヤツはモテない。  どんなビジネスを手がけようと、どんな発信をしようと、モテない。  稼ぎの総量は、限定的

 

お金持ちなんて目指さず、「あいつと一緒にいたら何だか面白い!」と言われる、行動的な人生を選んでほしい。  結果的に、お金にとらわれない、マネーフリーな人生を過ごせるようになるだろう。  お金持ちになりたい欲は、不安の裏返しだ。  豊富な資産が、もしものときや、働けなくなったときの不安を、解消してくれると信じている。仲間や恋人に恵まれるためには、お金持ちになるのが早道だと思いこんでいる。ある意味では間違いではない。お金は、多少のトラブルや不安を解消してくれる役割も果たしてくれる。  だがそこに、何に使うか? 何をしたいのか? という、本質的な問いが欠けていたら、いつまでも不安は消えない。何億円貯金しても、不安に怯えているはずだ。  やりたいことに、真剣にハマッていれば、お金の不安は消えるものだ。  ハマりきれない自分の中途半端さを、お金持ちになるためという言い訳でごまかしてはいけない。  不安を消せるのは、思考の密度だ。貯金通帳の残高の多さでは

 

何度でも言う。お金はぜんぶ使ってしまおう。貯金なんか必要ない。  貯金は人生のバランスを取るための、最たる行為だ。  多少の貯金をしたぐらいで、整うようなバランスなんか、何の頼りにもならない。  僕はいろんなところで「肩書きを3つ持てば100万人にひとりの存在になれる」と言っている。100万人にひとりの存在になるためには、アンバランスな行動力と、行動を支える時間とお金の投資が必要だ。  ハマッたことに、惜しみなく資金を投下しよ

 

お金より、人を大事にしなさいと、浅い道徳論を展開したいわけではない。  信用順位の上位にお金を置いていたら、お金に使われる人生となる。それは見知らぬ他人に使われるのと同じ、ひどくつまらない人生だと言いたいの

 

立体的思考を養うには、多動力が役に立つ。  僕は毎日、睡眠以外の時間は、分刻みのスケジュールで過ごしている。  複数のタスクを同時処理しつつ、多くの人と会い、遊び、飲んで笑って、日々を送っている。ぼんやり、のんびりしている時間は、ほとんどない。  忙しいビジネスマンは、たまの休日には何も予定を入れず、ボーッとしているというけれど、何が幸せなのだろ

 

一瞬を楽しみ尽くし、いまに集中して生きる。  そうしていれば、何もしない時間が、ひどくもどかしいはずだ。  時間を使いこなす機会をおろそかにしている怠慢を、よしとしている思考回路が、僕には理解でき

 

ニュースキュレーションサイト「NewsPicks」で以前、批評家の 宇野 常 寛 さんが、次のようなことを述べていた。 「工業社会におけるホワイトカラーの遊びの文化は、 20 世紀にすでに完成されてしまっています。でも、 21 世紀の新しいホワイトカラー層、または知的層の遊び方って、まだ十分には確立されていないんですよ。  そこに関しては、日本から何か面白いことを実験する価値があるということを、堀江さんは本質的にわかっていて、自身でいろいろ実験しているように見えるん

 

未来を考えることに意味はない。  未来思考はいらない不安を生むだけで、行動が制限される。  ゴールに向かって、頑張ること自体は悪くない。だが、頭で考えたゴールは、ほとんどの場合、それ自体が目的となってしまう。設定ラインを越えなければ失敗という、ネガティブなマインドを生み、それ以外の選択や可能性が、見えなくなりがち

 

貯金通帳を、開いてみよう。残高の数字は、あなたの生活の安心を保証しているものだと思う。だが、本書を読んだ後では、どうだろう?  その残高は、あなたがいま失っている、たくさんの機会の総額だ。  人は死ぬときに、やったことよりやらなかったことを、より深く後悔するという。  お金も同じだ。  僕は自信を持って言う。使った後悔より、使わなかった後悔なのだ

 

 

 

288.プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?――その投資法と思想の本質 冨田和成

国内外のプライベートバンク各社が積極的に営業攻勢をかけ始める最低ラインも1億円(海外の場合は100万ドル)で、よりエグゼクティブな層をターゲットとするプラベートバンクになると、2億円以上、 10 億円や 50 億円以上といったケースもあります。 野村総合研究所(NRI)では日本で純金融資産が1億円を超える世帯を「富裕層」と呼び、

 

年の調査ではその数は114・4万世帯、5億円を超える「超富裕層」は7・3万世帯としています(純金融資産とは、全金融資産から借り入れ部分を引いた資産のこと)。割合でいえば富裕層が2・16%、超富裕層が0・14%です。 プライベートバンク各社はこの上位わずか2・3%の富裕層を取り込むために、苛烈な争奪戦を繰り広げているの

 

つまり、純金融資産1億円(海外だと100万ドル)を突破するかどうかで、まるで車のギアを1段、2段上げるかのように金融機関の対応が変わるということ。そして場合によってはそこでレバレッジがかかって資産が新たな資産を生む仕組みが構築され、さらに資産の格差が広がる可能性を高めている、ともいえるの

 

でも実は京都オークラのVIPルームのように、特権的な世界は若干カモフラージュされているだけで、存在していないわけではありません。 特に金融業界における「1億円の壁」は純然と存在し、そこを突破するかしないかで扱いが変わり、見える世界も変わります。そして多くの人は

ことを知りませ

 

ちなみにボストンコンサルティンググループ(BCG)が2015年におこなった世界の家計金融資産の報告書(Global Wealth 2015 : Winning the Growth Game)では、日本の富裕層世帯は110万世帯。国別の富裕層世帯数では1位が米国で約690万世帯。2位が中国で360万世帯。日本は世界で3番目に富裕層世帯が多い国

 

私たち日本人にとっては、相続税があるのは当たり前だという感覚が一般的だと思います。でも、実は相続税がない国というのは、ざっと挙げるだけでも、イタリア、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドオーストリアスウェーデン、メキシコ、中国、タイ、マレーシアと、多数あるのです。 米シンクタンクのタックス・ファウンデーションが2015年に発表した各国の相続税率調査によると、OECD加盟国の相続税率ランキングで日本の 55%は世界1位(図1-1)。OECD加盟国の単純平均は 15%にすぎないそう

 

「富める者が持たざる者を助けるのは当然だ」という意見もあるでしょう。そこを議論するつもりはありません。しかし、世界的に見ても日本はどこまでも富裕層に厳しい国であることは間違いありません。そしてそんな日本に嫌気がさし、海外に移住する富裕層が多くいるのも事実

 

「原資が多ければ多いほど、お金を生み出すことは簡単になる」——これが資産運用の基本です。 たとえば資産1000万円の人が資産運用で1億円まで増やすのは至難の業で、奇跡的に 10%の利回りをずっと続けられたとしても複利運用で 25 年かかります。 でも、すでに 10 億円持っている人が資産運用で1億円を生み出すのはそう難しくありません。 10%の利回りなら1年で、3%くらいの安定した商品であっても複利で運用すれば3年で作れ

 

年齢を重ねれば資産は増えていくものなので、富裕層の大半は高齢者です。 キャップジェミニによる2011年の「World Wealth Report」によると、日本人の富裕層(純金融資産100万ドル以上)の 93%が 45 歳以上

 

さらに最近では千葉銀行静岡銀行琉球銀行香川証券などの地方金融機関も富裕層ビジネスに乗り出しています(これらの地方金融機関の多くは、実際の資産運用についてはスイスのロンバー・オディエと提携して、信託契約代理店として顧客を紹介する形をとってい

 

金利になり資産運用の難易度が上がっているいま、顧客の資産を預かって運用するファンドマネージャーたちは1%でも多く利回りを出そうと頑張っています。でも、平均的な商品でも買付手数料は約3%、運用報酬で年間約1・5%以上も取られますので、よほどの好成績を残さないと投資家に利益は出ません。 いま、そういった投資信託や株の運用で勝てている投資家は、マーケット自体が伸びているからにすぎないケースがほとんどです。よって、手数料が気になるという富裕層のなかには、大手証券会社で買うよりも手数料が 10 分の1くらいに抑えられるネット証券で自ら資産運用をされている方もいらっしゃい

 

預かり金が規定金額を超えたとき これはわかりやすいケースです。 金融機関は預かり残高が大きい顧客の動向をチェックしています。もしあなたの残高が1億円を超えたら、おそらく支店長が本社のプライベートバンカーを引き連れて、菓子折りを持って訪問してくるでしょ

 

資産管理会社から推測する 富裕層の多くは税金対策のために資産管理会社を持っています。帝国データバンクなどの企業情報データベースをうまく使えば、こうした資産管理会社を効率よく抽出することができます。 社員数が少なく、その割には売上高がそこそこあり、そして企業の「業種区分」に偏りがあるのが資産管理会社の特徴です。私が現役時代には、主業種が「不動産」で、副業種が「貸事務所業・貸家業」または「その他投資業」など。そして「売上5000万円以上」と「従業員5人以下」

して検索をかけていまし

 

ただし興味深いことに、若いときにステータスにハマったり、派手な遊びを一通り経験すると、その後ほとんどの富裕層は落ち着きます。一種の虚しさというか、それでは心が満たされないと感じる方が多いよう

 

マズローの欲求ピラミッドでいえば、自己実現欲求や承認欲求のステージを卒業する瞬間。この段階になるとベンチャー投資に興味を持ったり、財団設立に関心を持ったりする富裕層が増える傾向にあり

 

たとえば、マレーシアで出会った、上場企業で時価総額数百億円規模のコングロマリットグループの2代目オーナーは、為替リスクの対策のために外貨預金はするものの、運用にはほとんど興味を示しませんでした。 彼いわく、「自国の経済が絶好調で、自分の会社の事業に投資すれば 20、 30%で回せるのにわざわざ他社の株を買う必要はないし、どうせマレーシア国内経済が悪くなったらプライベートバンクによる資産運用も含めて全部悪くなる」というのが持論。妙に納得させられたことを覚えてい

 

・相続型、もしくはキャッシュフローの乏しい富裕層が求める利回り →1〜3% ・成り上がり型、もしくはキャッシュフローが潤沢な富裕層が求める利回り →3〜

 

「銀行の倒産リスク」「インフレのリスク」は、(備える必要はあるものの)まだ顕在化していないリスクですが、「為替リスク」はすでに現実のものとして起きているもの

 

2012年のUSドル/円の年間平均の為替レートは 79・79 円でした。それがわずか3年後の2015年には121・04 円(こちらも年間平均)になりました。つまり世界的に見れば、日本円で資産を持っていたというだけで、その価値が3年間で 35%も下がってしまったの

 

このオーナーが海外資産にこだわった背景には、大量に保有する自社株がありました。これは全て円での資産であり、オーナーにしてみれば「円資産のポートフォリオは自社株だけで十分」という考えだったのです。だからこそオーナーは、配当収入などでキャッシュが入ればそれを

 

外資産に換えることで、為替リスクの対策としていまし

 

一方で、富裕層でも、海外の金融商品が満期を迎えたときに、当たり前のように円建て資産に戻してしまう、日本人ならではの「クセ」から抜け出せない人もいます。 運用を終えたらそのまま外貨で持っておけばいいのに、「安心するから」という理由で、決して安くはない為替手数料を支払って日本円に戻してしまう。これは決して合理的な行動とはいえません。 東南アジアなどに行くとよくわかるのですが、各国の富裕層はアジア通貨危機を経験している

 

誰も自国通貨など信用しておらず、積極的に米ドルで資産を持とうとしています。彼らほどではないにしても、「資産を外貨で持っておく」という常識を日本人も持つべきだと思い

 

さて、量的緩和の継続の安心感があった数年前くらいまでは、米国では好景気を示す景気指標(雇用指数など)が出たらマーケットが上がっていました。でもこの数年は、良い景気指標が出ると逆にマーケットが下がるという事態が起きています。「FRBによる資産圧縮の加速や金利引き上げがおこなわれるのでは?」という臆測から、利益を確定させておこうと株や債券などを売却する投資家が増えているから

 

すなわち、量的緩和の終了や金利引き上げを警戒するフェーズにおいては、米国で好材料が出ると株価などは下がり、ドル高になる可能性が高いということです(2017年6月 14 日の追加利上げの発表後には、若干の株高になりましたが、これは発表が予想されていた後での、材料出尽くしのケースでした)。 以上が量的緩和と低金利政策、つまりお金のバラマキと金利の両方の効果

 

このポートフォリオから学ぶべき最も重要なポイントは、「今の時代にあっては株、債券以外の商品にも投資しないと安定運用は望めない」という一点に尽きます。たとえば、戦争が起きそうになると経済の先行き不安から株価は冷え込みますが、天然資源などは上昇します。9・11 が起きたときのマーケットも「株安、資源高」で動いています。 ユダヤ教聖典「タルムード」には「富は常に3分法で保有すべし。すなわち3分の1を土地に、3分の1を商品に、残る3分の1を現金で」と記されてい

 

同大の最高財務責任者(CFO)、デイビッド・スウェンセン氏は、その著書『イェール大学CFOに学ぶ投資哲学』(日経BP社)の中で「リターンの変動の約9割が、資産配分に起因する」と述べており、「投資家は資産配分目標を合理的に設定するのが先決なのに、役に立たない銘柄選択や(投資)タイミング(の時期をはかるの)に夢中になっている」と指摘してい

 

でも、彼は相場が気になって寝付けないことは滅多にないと言います。なぜなら、「リスクをヘッジすること」がファンドマネージャーの仕事だからです。仮に負けたとしても、傷を最小限にとどめられるように手を打っておけば、資産運用はギャンブルではなく「数学」になり、ある程度コントロールできるようになるの

 

相続や事業承継は、着手するのが早ければ早いほど打てる手が増えます。たとえば、生前贈与も計画的に 20 年、 30 年と続けていれば、かなりの額を非課税枠内で移譲できます。これは超富裕層ともなると大きなインパクトがない方法ですが、金融資産2億〜3億円くらいまでの富裕層や準富裕層クラスであれば、決して無視できない節税効果を生み出すのです。 もしくは、起業家や事業家であれば、教育効果も考え、子供が小さいうちから海外に移住し

 

現地で起業するというのも手でしょう。何も自分がリタイアを検討するタイミングまで、対策を持ち越す必要はないの

 

特に最近、「グレーゾーン金利」の過払い分の回収が一通り終わったことで、一部の弁護士たちが次の標的に定めているといわれるのが証券訴訟です。「うちの顧客が理解できなかったのは、おたくらが説明責任を果たさなかったからだ!」と難癖をつけ、訴訟を起こしていると聞き

 

富裕層は生命保険にあまり興味を示しません。保険は不測の事態が起きたときにお金で困ることを防ぐためのセーフティーネットですから、潤沢な資産を持っている富裕層には不要なの

 

そうした前提で、一部の富裕層が興味を持つことがあるのが、海外の生命保険、通称「オフショア保険」です。ただの積立年金のような商品が大半ですが、なかには生命保険の証券を担保にして融資を受けられる銀行が存在します。 オフショア保険の利点は、レバレッジをかけた巨額の死亡保険金を設定できること。最大100億円程度の死亡保険金まで加入することができます。 具体的な仕組みはこうです。 契約した生命保険を担保にして、プライベートバンク経由で銀行融資がつきます。そのお金を使って契約額を上乗せすることで、死亡保険金の額を大きくするのです。借りた資金は死亡保険金が支払われるときにそこから完済できるので、遺族が負債を抱えるリスクもありませ

 

ちなみにこのスキームを顧客に提案していることで有名なのが、バンク・オブ・シンガポールです。そのスキームは商品化されて他のプライベートバンクでも取り扱われており、高い人気を得てい

 

むしろ富裕層の特徴を挙げるなら、「ギブ&ギブの精神があること」だと思います。やたらと面倒見が良かったり、人と人をつなげることが大好きだったり、困っている人がいたら骨を折ったりと、本当の富裕層になってくると献身的な人の割合がグンと上がる印象があります。 日頃からギブ&ギブの精神で周囲に奉仕しているからこそ、「この恩をいつか返してあげよう」と思う人たちが増え、結果的に「いい話」が舞い込んでくる。もしかしたらそれはビジネスでの窮地を救うような人との出会いかもしれませんし、またとない投資の機会かもしれません。 一代で財を築くような富裕層を指して「運が良かっただけだ」と片付けるのは簡単です。

 

見ている限り、富裕層の多くは「運を引き寄せた人たち」だと思うのです。つまり、実際には恩が巡り巡って自分のところに帰ってきているだけなのだと。 また、富裕層になると、そのようなギブ&ギブの精神を持った成功者との付き合いが増えていくので、その恩の連鎖はより小さく、早く回るようになり、運を分かち合う正のスパイラルに入っていくケースがよくあるように思い

 

特にマイホームを持っている方は、資産規模にもよりますが日本円の資産を十二分に持たれている場合が多いので、株や債券やREITなどに投資をするときには100%近くを外貨建てにしてもいいかもしれませ

 

一時的に外貨としてとっておきたいのであれば、FXに口座を開き、レバレッジをかけない(1倍)で放置する方法が最も安上がりになります。FXは売買手数料が無料なものがほとんどですし、スプレッド(売値と買値の差分)についても米ドルなら平均で0・3円くらいです(FX会社によって異なります)。 また、FXの特徴としてスワップ金利というものがあり、たとえば日本円を米ドルに両替(実際にはポジションを買っているだけ)すると、米ドルの金利のほうが日本円の金利より高いので、その金利差が毎日もらえます(逆に日本より金利の低いスイスフランなどを買うと、金利差を毎日支払うことになります)。さらにFX会社によっては、外貨のまま下ろせるところもあるので、外貨預金よりも圧倒的にお得になるの

 

しかもアウトソースすれば自分の時間が生まれるわけですから、自分にしかできない投資活動(本業など)の時間を増やすことができます。 それに専門分野ほど習得するまでの時間的なコストが高いため、知恵をアウトソースするメリットが大きくなります。それを示すように、米国では、医者と弁護士とファイナンシャルプランナーという3分野の専門家がついていることが成功者の証しのようになってい

 

「ハーバード流ポートフォリオ」を実践すれば、運用資産の半分は株と債券になります。そして、それだけの株と債券を買うということは、「世界経済が今後も成長していくだろう」というポジションに賭けることと同義です。 そのポジションを正しい形で取るためには、 ・市場の平均値を狙う=インデックスに投資する ・グローバルに分散させる=「日本」「先進国」「新興国」の商品を

 

・中長期的な視点を持つ=短期売買をし

 

場合は学生時代にITで起業を経験し、今はフィンテック企業を経営しているので、同業者で「この会社はそろそろ次のステージに行きそうだな」といったことが感覚的にわかるようになってきました。 何もプレスリリースなどを頼りにする必要はなく、「最近、その会社のいい噂をよく聞く」「喫茶店でそのサービスについて噂をしている人がいた」「(アプリであれば)ダウンロードランキングに顔を出してきた」といったことでも十分に参考になります。 むしろ、急成長が確信できる状態まで待っていたら、その間に値上がりしてしまうわけですから、あくまでも「最悪なくなってもいい」と思える範囲で投資してみる。それが個別銘柄への投資の正しいスタンスなのです。 なお個別銘柄を損切りする場合は、長期投資のスタンスであっても、その目安は 20〜 30% くらいが妥当でしょう(短期、中期であれば 10〜 20% が目安)。そうやって基準を定め、その範囲内に

 

ている限りはチャートの上下に一喜一憂しないことが、資産運用的にも、精神衛生的にも合理的だと思い

 

「家族への承継」といったとき、多くの人は資産の承継だけを想像するかもしれませんが、富裕層にとってもっとも重要なのは、家族に対する「お金を生み出す(守る)力」の承継です。そこが不十分だと、世代が進むにつれ資産が半減していき、3代もすれば一庶民に戻る可能性が大いにあるからです。 だからこそ、富裕層は子供の教育に対して大きな投資を惜しみませ

 

日本では受けられない紳士淑女の教育も受けさせることは、結果として子供に中長期での「お金を生み出す(守る)力」を身につけさせることになります。 こうした教育方針は完全に投資発想でもあり、その根底にあるのは人自体が「ヒューマンキャピタル」、すなわち「人財」であって、一族で見たとき、将来リターンとして返ってくるということです。企業のバランスシートに無形資産としてソフトウェアが計上されるように、一族のバランスシートに、将来お金を生み出す「知恵」や「人脈」といった無形資産が計上されていくと考えるとわかりやすいかもしれませ

 

しかも、こうした人財への投資は親が支払うわけですから、贈与税相続税もかかりません。子供に蓄えられた無形資産に対しても税金がかかることは当然ありません。プライベートバンカー時代に「頭には税金はかけられませんからね」と談笑したことを思い出します。 このように、富裕層の教育とは、実質非課税の、親から子へのバランスシートの移転のようなものなの

 

参考までに、一番上に出てきた「スパークス日本株・ロング・ショート・プラス」について簡単に見ておきます。 これはスパークス・アセット・マネジメントという運用会社のファンドマネージャーが、日本株だけをロング・ショート戦略で運用している商品です。過去5年のトータルリターンは 16・68%。この商品についてはSBI証券と楽天証券のネット証券2社で購入できます。投資信託ですので1口1万円から。人気商品のため基準価格は1万8000円近くまで値上がりしてい

 

とくに世界中の不動産物件に投資をするグローバルREIT関連の商品は、最近まで投資信託の「利回りランキング」や「純資産残高増加率ランキング」の上位に必ず複数見かけた人気商品。それだけ安定して高い利回りが出て、なおかつ流動性が高いということです。 J-REITの分配金は執筆時現在、3〜5%の商品が多く、株や債券の投資信託より高めです。 実際の不動産投資の利回りは、都心で3〜5%くらい、地方で7〜 10%くらい。さらに所得税対策に使われる減価償却を取ることができないことも加味すれば、少し低めですが、その分

 

流動性が高いのですぐに現金化できる(その代わり値段は上下しやすい) ② 複数の物件を扱うので空室や災害リスクを分散できる ③ 投資法人は大手デベロッパーが中心なので倒産リスクが低い といったメリットがあり

 

が経営するZUUでは、これまでも「ZUU online」というサイトを通じて、世の中の金融リテラシーの向上に努めてきました。今後、メディア事業の枠を超えて、さらに「1億円の壁」を壊すことに邁進するつもりです。その過程でも、また皆さんのお役に立てることを願っており

 

 

287.稼ぐ人が実践している お金のPDCA 冨田 和成

株式投資にも、PDCAはうまく機能します。 「このタイミングで焦って買ってしまった」→「次は焦って買わないように、タイミングを考える」「買いたいと思ったときは、一晩おいて頭を冷静にしてからというルールを取り入れる」 「損失が膨らみすぎて、もう元の値段まで戻ることは、ほぼ不可能なところまで下がってしまった」→「 10%ルールを厳格化し、常に逆指値 注文を 10%以下で入れておくようにする」  このように計画(Plan)を変えることで、より高い確率で結果が出せるようになるの

 

ビジネスにおいてはさまざまな分野における人のネットワークがそのまま稼ぐ力に直結しますから、人脈(人間関係)も重要な人的資本と言えます。  健康も大切な人的資本の1つ

 

こうした考え方は、人脈強化のために起業家や起業家予備群の集まるコミュニティのメンバーになる、毎年数回海外のカンファレンスに行くなど、多くのまとまった投資金額が必要なときなどに適用できます。 将来、自分の収益を増やしてくれるものは、すべては費用計上せず、一部は一時的に資産計上をし、時間をかけて償却していけばいい、という考え方ができるの

 

「社長の自社株とご自宅を合わせると、これくらいの価値があります。ということは、単純に相続税で3億円かかる計算になります。ここで1つ質問させてください。会社の未払いの法人税は負債ですか? それとも純資産ですか?」  これに対して顧客は「払うべきものだから負債だろう」と答えます。それを受けて私が「そうですよね。では、未払いの相続税はどちらだと思いますか?」と尋ねると、顧客は、負債であることに気付き、資産はこれだけあっても相続後を考えると家族に残せる純資産は少なくなることを

 

ます。  こうして未払い相続税も負債だと伝えると、それまでは資産だと思っていた財産が負債に様変わりするかもしれないという危機感を覚えるのです。財産は自分がコントロールできるものなので、それを取られるのは極力避けたいと思うのは当然のことでしょ

 

だから、 友人関係や仕事関係の人脈の広い人ほど、人付き合いに関するお金と時間のコストはかさみます。「節約しているはずなのに、お金が貯まらない」と言う人は、交友関係が広いケースが多いのも事実です。  B/Sには「未払い人間関係負債」のような項目を入れるのは難しいかもしれませんし、そこまでは厳密にやる必要はないと思いますが、考え方としては、〝借りがある〟という人間関係を円滑にするための負債もあるという意識は持っておいたほうがいいでしょう。  なお、第4章でくわしく述べますが、逆に誰かに何かを与え続ける、つまり〝貸しをつくる〟ことによって、親切にしてもらえたり、困ったときに助けてもらえたりと、必ずよいことが自分

返ってきます。長い目で見れば自分にとって資産になっていくの

 

フリーランスになる人も含めると、今後は起業する人は確実に増えていくと思います。米国ではフリーランス人口が全労働者の3分の1程度と言われており、さらに数年後には半分程度までになると予測されてい

 

会社を設立してからちょうど4年目の2016年4月に東南アジア戦略の拠点としてシンガポールに現地子会社を設立し、東南アジア展開をしています。立ち上げた英語版のZUU onlineは、すでにシンガポール地域では知名度のある金融メディアの一角に入り、東南アジアに展開する金融機関の約2割が顧客になっています。これは、当時の経験や人脈がなければ達成できませんでした。今から振り返ると、あのときに会社に残る決断をしてよかったと改めて思い

 

周りの経営者の中にはマセラティという車に乗っている経営者が数人いますが、彼らは口をそろえて、車体の硬さが事故から自分を守ってくれると言います。これは事故リスクに対する保険という考え方とも言えるかもしれません。こうしたことによって得られるリターンも無視できませ

 

実際にランボルギーニアストンマーチンなどの高級車をカーシェアリングで回している人の資産運用の利回りが非常に高いという話を最近耳にするようになりまし

 

今後買い物をする際には、セカンダリーマーケットとレンタルマーケットの存在を意識し、 セカンダリーだったら将来的にいくらで売れるのか、レンタルをすれば収入を得ることが可能かといった視点を持つことが求められる時代になっているの

 

1000万円の高級車が3年後に700万円で売れるケースと、500万円の車が3年後に200万円で売れるケースがあったとき、コストがどちらも300万円であれば、1000万円の高級車を手に入れるという選択ができます。  フェラーリマセラティのような高級車の場合、もしかしたら数年後には価値が上がっている

 

もあります。次から次へと車を買い替えている人の中には、こうした計算をしっかりとした上で行っている人も多いの

 

お金は夢や目標を成し遂げるための手段にすぎません。 人生のゴールを意識しておくことで、効果的にお金を使うことができるのです。  とはいえ、いきなり「最終的な目的地はどこか?」と問われ、明確に答えられる人はそう多くはないのではないでしょう

 

ちなみに、海外の経営者たちが投げかけてくる冒頭の質問に対し、私はいつも「南極の氷が溶けるほど、世界を熱くしたい。世の中の人たちが夢や目標に向かって100%で走れる世の中にしたい」「2038年に会社を時価総額100兆円規模の世界のトップ企業にし、これと同時に100兆円規模のチャリティ組織を立ち上げたい」と答えています。これがまさに私の究極のゴール

 

私も最初にこのゴールを言い始めたときは、100兆円規模の会社が具体的に何をやっているのかという点については、PDCAの「Check」と「Adjust」を行い続けていくうちに変化・ブラッシュアップされ続けていくだろうと考えていました。したがって、ある程度ゴールを固めることは理想的ですが、難しければこの部分は細かく固めておく必要はないと思い

 

自分が注意すべき点として、「絶対にオールはしない」「深酒はしない」「高いものは食べない」「派手になりすぎない」などという記述もあり、若さを十分に感じることができます(

 

さらに付け足すと、所得に対する最高税率は住民税を含めると 55%ですが、金融所得に対する税率は一律 20・315%なので、一定額以上の所得を超えた時点で、 金融投資によって所得を増やしたほうがより多くの現金が手元に残るという事実もあり

 

最も効果的なのは、人的資本にお金と時間を投資すること。知識・スキル、健康、人脈、信用につながるものに、もっとお金と時間をかけることで、人的資本が大きくなり、給料アップなどのリターンとなって返ってきます。  たとえば、休日の 10 時間を仕事のための勉強や語学、または人脈の構築などに充てる人と、休日の8時間はだらだらと過ごして、残りの2時間だけを人的資本に投下する人とでは、いずれ稼ぎ力の面で大きな差が開いているはず

 

ちなみに、アメリカでは「成功者になりたければ、医者(医療の専門家)、弁護士(法律の専門家)、FP(ファイナンシャルプランナー、お金の専門家)の3つの専門家をつけなさい」と言われますが、専門分野ほど、知恵をアウトソースするメリットが大きい。なぜなら、それを習得するまでに長い時間がかかるから

 

基本はタクシーであり、余裕が出てくれば運転手を雇うようになります。ある一定以上の規模の経営者たちの多くは、このパターンです。  彼らは、ここでも「時間を買う」という発想をしています。公共交通機関を使わないのは、鉄道会社などが定めた時刻表や路線図に従うことが時間の浪費になると感じるからです。また満員電車などは、 揉め事が発生することがあったり、病気などをうつされるリスクもあります。車であれば点と点を最短で移動すればいいのに、電車はそういうわけにもいきませ

 

米国の株に一定額でも投資すれば、米国のニュースや情報に敏感にならざるを得ないでしょう。日本語のニュースだけでは物足りなくなり、英語で直接情報を仕入れるようになれば、株式の知識と同時にここでも英語の能力をアップすることができます。さらにリターンを得ることができれば、まさしく一石三鳥です。英語でニュースを見ることはビジネスにも役立てられるので、場合によっては一石四鳥も狙えるかもしれませ

 

これまでビジネス書の中で「オーディオブックを聞く」ことをすすめている著者は何人もいました。しかし、Kindleの読み上げ機能を使ったり、ましてや実際に文章を音声化して利用している人はあまり聞いたことがありませ

 

にも、ふつうは「海を見に行く」ことと「仕事をすること」は、別々に時間を確保する必要があると考えがちです。しかし、海が見えるホテルに滞在して仕事をすれば、同時に実現することができます。「ホテルまではちょっと」と言う人は、海が見えるカフェでもいいでしょう。  世の中には、「ながら」作業をするように工夫することで、一石二鳥、一石三鳥につながることがたくさんあります。こうして捻出した時間は、お金を生み出す時間や人的資本を上げる時間に充てることができるため、さらに個人のP/LとB/Sは大きくなっていくの

 

もちろん、人生のスピードは人それぞれです。先に述べたように、私は「2038年、時価総額100兆円の圧倒的に世界一の企業へ」をゴールに掲げています。たとえればフルマラソンで2時間どころか1時間を切るスピードで走ろうとしているわけですから、お金と時間を最適化してP/LとB/Sに最大限のレバレッジをかけようとしてい

 

時間とお金を使うとき、果たしてそれが投資なのか、消費なのか、それとも浪費なのかを事前に考える習慣がつくと、目的意識を明確にすることができるはず

 

なお、稼ぐ人たちの人間関係におけるポートフォリオを観察してみると、 彼らは嫌いな人、自分に不利益を持ち込むような人と付き合おうとしません。 無理して付き合うと、精神的な健康状態にも悪影響を与えますし、自らの人的資本(稼ぎ力)の損失にもつながり

 

さらには時間(命!)を消費することにつながるので、メリットがまったくないと考えているのです。しかも、変に付き合って、妬みや恨みを買うリスクすら生じます。妬みや恨みは生きて

 

上での最大のリスクの1つだと稼ぐ人たちは理解しているの

 

これはなにも、すでに見知っている狭いサークル内の人とだけしか会わないという意味ではありません。何かを学べそうだと思えば、彼らは見知らぬ人と会う時間を惜しみません。自分に都合のいい人たちとだけ付き合っていると、どうしても知識や価値観が偏ってしまうからです。これを避けるには、新しい人と出会うことは欠かせませ

 

仕事で使う知識・スキルや人脈、信用(ブランド)など、仕事やお金に直結する人的資本への

をなるべく早く積極的にしていくのは、それが圧倒的に有利だから

若いときの投資ほど回収期間が長くなり、複利運用において大きな力になります。結果として、今努力することが最大の投資効率になるの

 

アメリカに、「先進テクノロジのハイプ・サイクル」というレポートを毎年発行しているガートナーというIT技術調査会社があります。このレポートには、将来、どういった技術が開発され、実用化されるかが書かれているのです。インターネットで検索すればすぐに出てくるオープンな情報ですが、金融機関のアナリストなども頻繁に参考にしているほど

 

当然、百発百中とはいきません。それが実現する時期がずれることも多々あります。しかし、

までの実績から言うと、 7〜8割は的中させています。つまり、このレポートを読めば、2030年、2050年の社会がどのようなものになっていくかが想像できるの

 

もっと簡単な〝未来の予想方法〟をお教えしましょう。Amazonの本のサイトに行き、「2030年」「2040年」と打ち込んでみてください。そうすると、この年をターゲットにした「人工知能の経済と未来」や「世界はこう変わる」などをテーマにした本が何冊もヒットします。これらの中から、興味を持ったものを読めば、未来への手がかりが必ず得られるでしょう。  未来予測の研究に自らが没頭しなくても、ありがたいことに誰かが答えを用意してくれているの

 

私自身も、事業を展開する上では、変化に対応できる柔軟性を持てるように心がけています。現在、ZUUで展開しているZUU onlineのようなメディア事業は、スタート当初、会社にとってはあくまでも通過点でしかないと思っていました。将来的にはここを窓口として集客を行い、顧客の要望を汲み取った上で専門家とのマッチングをするビジネスにシフトしていこうと考えていたのです。  ところが、いくらコンテンツを掲載しても専門家とのマッチングを要望する顧客は集まりませんでした。その半面、表向きの窓口としていたメディアは多くのユーザーが集まる場に急成長していきました。  これを受け、メディア事業を顧客獲得の窓口にするのではなく、高いビューアー数を武器にして広告収益を挙げていくビジネスモデルにシフトしていきました。  方向転換はさらなるチャンスをももたらしてくれました。金融機関各社に向け、ユーザーの

 

分野の興味・関心のデータを蓄積することを目指し、各社の独自メディアを立ち上げることを提案した上で、技術とノウハウを持つZUUがそのサイト運営を支援するという新たなビジネスモデルが生まれました。  私たちは、これをメディアのホワイトラベルと名付け、現在、多くの金融機関と取り組んでい

 

人的資本としての人間関係を豊かにするには、 これから伸びる人やコミュニティーを見極めて、そこにbetする(賭ける)ことも賢い戦略と言えます。  将来に向けたビジネス的な人間関係において、同じ時間と労力を費やすのであれば、伸びる人

 

コミュニティーと付き合っていたほうが当然リターンは大きくなります。つまり、自分が保有している人間関係のポートフォリオはどれくらい値上がりするのか、このような観点から人間関係のポートフォリオを見ることが大事になります。当然、知名度が上がっていきそうな人やコミュニティーは値上がりするネットワークと言えます。反対に、もし付き合っている人たちが悪い事件を起こしたりすれば、そのポートフォリオは値下がりし、さらに自分自身の信用(ブランド)にも悪影響が及ぶこともあるでしょ

 

1章で、「誰かから何かをしてもらったこと」は、借り=負債と考えることができるという

しましたが、では、逆に誰かに何かをし続けたらどうなるのでしょうか。つまり、ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブを行うということです。これをすると、結局は、自分にとって資産になっていくと考えられ

 

現実の富裕層は、ギブ&ギブの精神を強く持っています。面倒見がよかったり、人と人をつなげることが大好きだったり…… 本当の富裕層になればなるほど、献身的な人が多い というのが私の素直な印象

 

富裕層に対して「運がよかっただけだ」と片付けるのは簡単ですが、私が見てきた限り、 富裕層の多くは「運を引き寄せた人たち」です。つまり、実際には恩が巡り巡って自分のところに帰ってきているだけなのだと思い

 

ビジネスでも、起業2年目に、そこからビジネスを本格的に軌道に乗せる上で、資金調達がどうしても必要になった時期があります。その際には私たちの当時の実力以上の評価をしてくれるエンジェル投資家が複数人現れ、私たちに合計1億円以上の投資をしてくれました。  そのころの会社の売上は月100万円に届くかどうかでした。ところが、5人の投資家たちは決算書に目を通すこともなく、「冨田君だったら大丈夫でしょ」と言って、資金調達に応じてくれたのです。この5人とは、上場企業のオーナーや、ⅰモードの生みの親と言われる夏野 剛 さんなど実力派の事業家ばかり

 

また、時間を売りすぎると機会損失の恐れがあります。自己研鑽や人脈構築など人的資本を高める時間に充てていればもっと収入が増えるかもしれないのに、仕事に追われているとそういったチャンスを逃す可能性が高まり

 

もちろん、人を雇って利益を出すことは簡単ではありませんが、最近ではクラウドソーシングの普及によって、時間単位で、誰でも簡単に人を雇うことができる時代になりました。自分で受けた仕事をクラウドソーシングに投げて、複数のフリーランスに担当してもらう。このように他人

 

を買うことで、利ざやで稼ぐ(=仕組みで稼ぐ)ような働き方は増えていくでしょうし、こうした「仕組み」をいかに有効に使えるかが肝心

 

たとえば、2016年6月までであれば、この敵から逃れるために海外に資産移転することもできました。しかし2016年7月からは出国税が導入され、もしそれまでに株式(未上場株式を含む)などの含み益がある場合は、値上がり益に対して課税されることになってしまいました。B/Sを膨らましていくためには税制にも目を光らせておくことが大切です。  ちなみに、現在の税制において、仮想通貨はこの出国税の対象になっていないため、大きな含み益を持ったままシンガポールや香港に移住する人が2018年に入ってから急増している、という話をよく聞くようになりまし

 

税金の最適化をするのであれば、 1人で1000万円稼ぐより、夫婦で働いて世帯収入を1000万円にするほうが得策です。こうすることで、限りなく額面に近いお金を手に入れられます。たとえば、夫婦で年収約910万円の地点にラインがあり、この金額を超えると子どもの高等学校等就学支援金制度(高校授業料無償化)の枠から外されます。また、年収960万円を超えると、児童手当も減額の対象になり

 

自分の年収が1000万円を超え、税率が 20%を超えたら、金融所得(キャピタルゲインインカムゲイン)を増やすことを考えるほうが利回りは高くなっていきます。金融所得に対する税率は一律 20・315%のため、現在の税制においては、いくら稼いでも 20・315%というわけ

 

ある一定以上の資産を築いた人たちが金融投資を考え始めたり、経費対策や法人税率のほうが割がいいという理由で資産管理会社を設立したりするのは、こうした事情があるから

 

 実のところ、 最終的に相続税として資産を取られてしまうことを考えれば、子どもが小さいときに教育費を払うことは最高の資産移転となり

 

最近、将棋の藤井聡太六段が小さいときに受けていたことから、モンテッソーリ教育が話題になりました。グーグルの創業者であるラリー・ペイジAmazonの創業者ジェフ・ベゾスモンテッソーリ教育を受けていたこともよく知られた話

 

また、次の図を見てわかるように、親から子の頭脳へ教育投資は親のB/Sの中から現金を使い、子のB/Sの人的資本へ資産移転が行われています。  なお、子どもの教育費を親が支払うのは認められている権利であり、教育費に対しては非課税という現在の税制を考えれば、親から子の頭脳へ非課税で資産移転が行われているという考え方も

 

資本主義というシステムは、経済も資本市場も右肩上がりになることを前提につくられています。そうでなければ、資本主義社会は成り立ちません。  ということは、経済も資本も右肩上がりになるなら、投資をしたほうがいいということ

 

個別銘柄を選ぶときのポイントは、 消費者として、または業界人として馴染みの深い企業から選ぶこと。株のアマチュアであっても、自分が身を置いている「業界」あるいは「消費者」の観点から世の中を見ていくと、値上がりする株を購入できる可能性があり

 

また、流動性が低い銘柄も手を出せません。なぜなら、1000億円の規模のファンドが、1日の取引が1000万円に満たない銘柄を売買するのは無理があるからです。他にも、年金基金など安全な運用を求められている機関投資家の中には東証マザーズのような新興市場に投資できないところも多いの

 

その点、 アマチュア投資家は、 10 年、 20 年という長いスパンで投資することができます。将来化けると思える銘柄があったら、長期保有を前提に投資しても問題ありません。プロの投資家が対象としない企業を選ぶことができ、誰かの制約なしにいくらでも待つことができる。これこそ、アマチュア投資家の強み

 

このようにお祭りのような大きな盛り上がりを見せたあと、いったん落ち着き、その後、本格的な成長フェーズに入っていく。こうした現象は、国内外いろいろなところで起きています。現在

 

ビットコインなどは、まさにお祭り状態と言えるかもしれませ

投資する絶好のタイミングは、市場が熱狂して株価がいったん暴騰し、大きく値を下げたあとです。  

 

誰もその企業や銘柄について話題にしないようになったら、まさに買い時。「あの企業は、もう終わってるよね」という話が出てくるようなタイミングです。  お祭りや花火大会の翌日の会場を、下を向いて歩いていると小銭が落ちているように、お祭りのあとに投資をすると得することが多いの

 

ちなみに、 株主総会や決算説明会における経営者の第一声を解析して、売買シグナルにしているヘッジファンドもあると言います。自信に満ちあふれた声で話し始める経営者は、事業成績に自信を持っており、向こう数年は業績アップにつながるような対策を仕込んでいるという予想になるということです。これは、経営者の言動や立ち居振る舞いに多くのヒントが隠されていることを物語るよい例でしょ

 


一般的に人は調子がいいときは、自信を持って、外に発信したり、コミュニケーションの量も増えるもの。逆に、調子が悪いときはふさぎ込んで、周りの人と距離を置きたがります。  この傾向は、経営者にも当てはまります。情報発信やコミュニケーションの量が増えたということは、好転の兆候である可能性があります。これはアマチュア投資家でも気付くことができます。同じように、経営者のブログやSNSの情報発信や、会社のプレスリリースの数や中身をテキスト解析して、売買シグナルにしているヘッジファンドもあると言い


投資は、学習コストが非常に高いジャンルです。一般的に学習コストが高ければ高いほど、その技術は廃れにくく、一生モノの力になりやすくなります。学ぶ対象が本質的なことであればあるほど学習コストは高くなるのです。ただのテクニックであれば簡単に学び、使うことができます。1度投資を経験することによって、金融資本にレバレッジをかけて、P/LやB/Sを大きくすることができるの


資産運用に躊躇してしまう人は、投資をギャンブルに似ていると感じているのかもしれません。確かに、利回り 30%のハイリスク商品に手を出せば、それはギャンブルに近いでしょう。しかし、本来あるべき正しい資産運用は、「いかにギャンブルをしなくていいか」を突き詰めていくものです。  知人のヘッジファンドのマネージャーは、東京証券取引所の1日の出来高の1%に相当する額を動かすことがあると言います。となると、そのストレスたるや相当なものにちがいないと考えてしまいますが、彼によると、相場が気になって寝られないなんてことはほとんどないそう


ファンド・マネージャーの仕事は「リスクをヘッジすること」。損失を出しても、マイナスを最小限にとどめられるように手を打っておけば、資産運用はギャンブルではなく「数学」に


収支もある程度コントロールできるようになり


資産運用における最悪の状況は、一発KOを食らうことです。ハイリスクな商品を買うときは、「最悪なくなってもいい」と思える額にとどめれば、一発KOを避けられます。実際、「 10%の損切りルールをつくるべきだ」とわかっていても多くの人たちがそのルールすら守れないのが現実ですから、投資額そのものを抑えてしまったほうが無難


インカムゲインと言えば債券 ですが、ちなみに個人向け国債は、プロの投資家からも「最強の金融商品」と呼ばれてきました。なぜなら、基本的にマイナスのリターンにならないようにできているから


こんな仕組みですので、個人向け国債という名のとおり、機関投資家は購入することができませんが、 機関投資家が口をそろえて「個人向け国債を購入したい」と言っていたのも当然


たとえば、 日本円とドルを半分ずつ保有することで、米ドルに対する為替変動リスクを相殺するといった防衛手段も、決して極論ではなくなってきているの


おそらくほとんどの人は、資産の100%が円建てだと思います。この場合、将来的には意識的に外貨建て商品を増やすという調整が必要です。  特にマイホームを持っている人は、資産規模にもよりますが、日本円の資産をすでに十分持っていると解釈し、株や債券やREITなどに投資をする際にはほぼすべてを外貨建てにしてもいいかもしれませ


ROE(Return on Equity、株主資本利益率)とROI(Return on Investment、投下資本利益率)という金融用語があります。ROEが高いと、その企業は株主資本を効率よく使ってうまく利益を上げていると判断され、稼ぎ力があると見られます。ROIが高い場合は、投資を効率的に行い、そこから利益を上げているので、こちらも稼ぎ力への高評価につながります。  ROEやROIを高水準に保てるのであれば、B/S上の現預金が少なかったとしても、時間の経過とともに徐々に利益分を積み上げた結果として現預金部分を厚くすることができます。ですから、過度に不安になる必要はありません。  この概念は個人に当てはめることもできます。 稼ぎ力があればいろいろなところに投資をしてリターンを得ればいいの


無責任なことは言いたくはありませんが、やはりお金を本気で増やしたいなら、資金が乏しかろうが、資金が潤沢だろうが、ローンなり担保なりを使ってリスクの許容範囲で「背伸び」をし、キャッシュがキャッシュを生む状況をいち早くつくり出すことが重要だと思い

 

 

286.大富豪が実践しているお金の哲学 冨田和成

こりゃ勉強になる。

 

大富豪にとって食事は健康の源であると同時に交流の機会でもあると考えているので、自らの意思でネットワーキングの手段を断つことは考えられません。多忙を極めるベンチャー企業の若手経営者などは、ランチですら「今日は誰と食事をしようか」と考えているくらい

 

仮に夜の会食に、ビジネスの第一線で活躍する逸材が集うとしましょう。  参加費は2万円。普通の飲み会や合コンに行くより相場が高いです。  しかし、その会食に参加することで得られるものを考えてみると……  ・経営者と接点ができるかもしれない  ・ハイエンドのコミュニティーに入るきっかけになるかもしれない  ・稀少な情報を入手できるかもしれない  ・自分の視点が上がり、仕事へのモチベーションも上がるかもしれない  と、さまざまな期待リターンが想定できます。  使った「お金」と「時間」を上回るリターンが得られるチャンスがあるなら、それを活かさないのは実にもったいない話

 

もうひとつのデメリットは時間を売りすぎると機会損失の恐れがあること。自己研鑽や人脈構築の時間にあてていればもっと収入が増えるかもしれないのに、仕事に追われているとそういったチャンスを逃す可能性が高まり

 

まっとうなことをするだけで、大富豪になることはできます。  私の知る大富豪を見ても、または世の中で成功したビジネスモデルを見ても、結局のところ誰よりも早く消費者のニーズを読みとったか、誰よりも早く行動を起こしたか、誰よりも完璧なサービスを提供できたか、のいずれか

 

とくに 30 代、 40 代の立身出世型の方は派手な生活をされる方が多く、「仕事もバリバリやりながら、よく遊ぶ体力があるなあ」と感心してしまうこともよくあります。  冒頭の節で取り上げた年収2000万円のサラリーマンと違って、すでに何十億円もの資産を築いた大富豪からすれば、コップから溢れた水を飲んでいる限り出費は痛くもかゆくもありませ

 

ただ非常に興味深いことに、若いときに豪遊三昧だった人でもどこかのタイミングで必ずと言っていいほど我に返ります。   50 代を過ぎて遊びまくっている人はたいてい遅咲きだった人で、若いときに成功を収めた人は

 

年齢にもなれば遊び尽くした感覚を持ち、派手な生活に虚しさすら覚えるようになる人もいます。好き放題やってきた人が、家庭に回帰したり、自分が得た利潤を社会や地域に還元しようという意識が湧いてくるの

 

ウォーレン・バフェットは自分の資産の 85%は寄付すると宣言しており、ビル・ゲイツ自身も自分の死後、資産の 95%は寄付すると明言してい

 

圧倒的な資産を築いた大富豪は、世の中のためにお金を還元するの

 

大富豪は成功の過程で敵を作らないことが、いかに重要であるかを知っているので、計算高いセルフブランディングとまではいかなくても、少しでもイメージを上げるべく社会還元しているという側面は否定できませ

 

このように、ビジネスシーンでのファッションは自分の好みを優先することより、相手に与えたい印象から逆算して決めることがとても大切

 

たとえば、初対面の人と会話をするとき、誠実な人だと思われたいなら終始丁寧な言葉づかいをするでしょう。逆に、距離を縮めたいならあえてフランクな話し方をするなど、目的に応じて言葉を使い分けているはず

 

このように、大富豪が金持ちアピールを避ける最大の理由は、実は安全面についてです。  お金を稼ぐことにデメリットがあるとすれば、悪い人間を呼び寄せてしまうことでしょ

 

直接的な強盗被害にあわなくても、誘拐、投資詐欺話、美人局、謎の親戚の出現など、悪だくみをする人間はいくらでも湧いてきます。そういった危険をいかに遠ざけるかも大切なことです。  また、あまりに派手な恰好をすると 妬み 嫉みで意味なく敵を作る恐れもあります。本人は何もしていないのに「あいつ嫌味なやつだな」と思われてしまうこともあるでしょう。  本当の大富豪はできる限り敵を作りません。  自己顕示欲を満たしてチヤホヤされるよりも、謙虚な振る舞いをした方がはるかに得る物が大きいことを知っているの

 

信用や好感を買って、より大きなリターンを得る。  こちらも投資発想と言え

 

それなりの資産を築く方々は考え方や趣味、関心領域、生活スタイルなどが多くの人とは違います。となると、自然と同じような大富豪と付き合う機会が増えてくるわけですが、そこがまた居心地がよくて刺激にもなるので、ますます閉ざされたコミュニティーの結束が高まっていくわけ

 

その点、別荘はホテルと違って自分がホストで相手がゲストであることが明確です。そこに別荘特有の特別感や非日常性が相まって、心ゆくまでおもてなしができます。  ただ、遠方まで足を運んでもらうのも心苦しいので、東京から比較的近い軽井沢や三浦半島、湘南、伊豆などが人気なのです。  そういえば安倍晋三首相も山梨県の河口湖畔に別荘をお持ちで、政財界関係者や記者などを招待している姿を時折ニュースで見かけ

 

大富豪の世界は紹介でなりたっている、と書いても過言ではないくらい、紹介の連鎖が頻繁にします。人の紹介、商品の紹介、お店の紹介

 

インナーコミュニティーの話をした通り、大富豪は若干閉鎖的な一面があるものの、いったん仲間として迎えてくれたとたん親身になってくれます。  大富豪の先輩であればいいお店のストックもたくさんあるでしょうから、いくらでも紹介されるようになり

 

「自己投資するなら何か」という質問に、私は次の4つの分野を挙げます。  ・コミュニケーションスキル  ・ファイナンスの知識  ・PDCA力

 

コト消費の最たるものは旅です。  新しい価値観に触れる、人類の壮大な歴史を学ぶ、偉大な自然に圧倒される、心洗われる美しいものに感動する。こうした体験が人をさらに成長させます。  大富豪は現状維持を徹底して嫌います。その点、旅で得られる体験は人としての幅を広げ、視野を高めてくれ

 

自立した人材に育てるには何より環境がものをいいます。  ハーバード卒が常に引き手あまたなのはテストの成績がいいからではなく、世界から集まった秀才と濃密な4年間を過ごした経験に価値があるからです。インターナショナルスクールが人気なのは、物心ついたころからダイバーシティを肌身で感じることができるからです。  こうした環境づくりにはお金がかかり

 

しかし、そこに何千万かかろうと、資産をしっかり引き継ぎ、それを元にさらに大きくしてくれれば、長期的には利回りは何十倍、何百倍にもなります。というより、それくらい稼げないと、相続税分を超える形で資産を蓄えていくことは難しいかもしれませ

 

それに子どもに稼ぐ力が身についていれば、万が一自分が将来稼げなくなったときに自分を養ってもらえることにも繋がります。  子どもへの投資は、自分への投資でもあるのです。しかも、子どもに対する投資なら回収期間はどんな投資よりも長くなります。  少子化が進んでいるものの教育業界の市場が未だに減速していないのは、親が子供にかけるお金の額が上がっていることを物語っているの

 

みんなが買っているものを後追いする。一点買いをする。損切りのタイミングを逸する。典型的な投資初心者の失敗パターン

 

ローンを後ろ向きに考えるのは利息がかかるからですが、借り入れたお金で利息を上回る収益が挙げられるなら、ローンは「敵」から「味方」に変わり

 

無責任なことはいいたくありませんが、やはりお金を本気で増やしたいなら資金が乏しいうちだろうと、資金が積み上がってきた後だろうと、ローンなり担保なりを使って、リスクの許容範囲で「背伸び」をうまく使い、キャッシュがキャッシュを生む状況をいち早く作り出すことが重要だと思い

 

相場は心理戦です。  とくに株価が暴落しているときに動くのは相当な勇気がいります。ただでさえ保有している資産が目減りしているときに買い増しをするのは、自傷行為のように感じてしまうのもうなずけます。  しかし、商売の鉄則は安いときに買って高いときに売ること。  株価が暴落しているのであれば、むしろチャンスのはず

 

または裏技的にFXを使う手もあります。  一般的にFXは高いレバレッジをかけた勝負師たちが使うツールだと思われがちですが、FXのレバレッジを「1倍」にしてしまえば、お金を預けていることと同じになります。しかも、外貨MMFよりも更に手数料が安いのです。  しかも、いくつかのFX会社ではそれを外貨として引き出すことができるため、非常に割安な交換レートで外貨に両替することもできるの

 

資産運用は9連勝していても、1つの大敗ですべてが台無しになることがしばしば起こります。資産が少ないうちはハイリスクを負う必要がありますが、資産が増えた大富豪はわざわざ大勝負に出る必要はありません。  むしろ「どれだけ確実に増えるのか」という基準で、コツコツと 10 連勝、 20 連勝をしていく。  これが大富豪による投資の特徴

 

正しい負け方を端的に表すものとして、投資の世界に 10%ルールと呼ばれるものがあります。  ご存じではない方のために説明すると「何事も 10%までの負けであれば、その後の挽回がしやすい」という法則

 

金持ちの人のなかにはペイオフ(1000万円を上限とした保護)を気にして、やたらと複数の銀行口座を開く人もいます。  気持ちはわからなくもないですが、ちょっと乱暴な言い方をすれば、メガバンクが潰れるときは日本ごと潰れるときです。そのリスクを回避したいなら海外に資産の一部を移しておくことの方がはるかに賢明

 

それには理由があって、銀行は取引を重ねるごとに融資などの条件がよくなる実績重視の世界だからです。また、預け入れ資産が一定額を超えた顧客はプライベートバンクに案内され、ハイレベルな専用担当者やチームが用意され

 

どのみちお金の出し入れがあるなら、複数の銀行でパラパラと行うより、1、2行に絞ったほうが得なの

 

保有資産が増えてくると放っておいても銀行の営業マンが集まってくるようになります。選び放題の身になるわけですから、そのときに各担当者同士で条件面でコンペを行えば、自ずといい条件が引き出せることもあり

 

最後にひとつ付け足すとすれば地方銀行の存在です。  基本的に横並びの傾向が強いメガバンクと違って、地方銀行はときにびっくりするような安い手数料や融資条件を出してくれることがあり

 

毎月2万円の保険料だとすれば 40 年間で約1000万円。なかには2000万円近く支払って

 

世帯もあります。保険は家についで人生に2番目に高い買い物と言われる所以

 

しかし、賢い人は若いときから先手を打っています。  それが「暦年贈与」の活用です。  暦年贈与とは、毎年110万円以内であれば人からお金をもらっても課税されない税制上の優遇措置

 

貰い手側に課税される話ですので、財産を分け与える側としては毎年何人にあげようと制限はありません(もし貰い手が複数人から合計110万を超える贈与を受けた場合は課税されます)。  しかも、この制度は誰が誰に贈与しようと扱いは同じなので、法定相続人には含まれない身内(お孫さんや兄弟など)にも生前贈与ができるのがミソ

 

ただ、年間110万円では億単位の資産を持っている大富豪からすれば物足りません。仮に

 

4人に対して 20 年間、毎年110万ずつ贈与しても、8800万円ですからね。  そのような人は、課税されることを承知で暦年贈与を行います。  贈与税の税率は以下の通りです。  贈与税はうまく使えば相続税より税率が低いの

 

当然、暦年贈与を長く行い、贈与する対象も増やせば、それだけ税制上有利です。そのため 20 代、 30 代でビジネスを成功させた経営者は、お子さんが生まれたらすぐに銀行口座を作って暦年贈与をはじめる方が大勢い

 

国税庁が定めた各土地の平米単価のことで、実際の市場価格よりも安く設定されています。市場価格の約7掛け程度です。  もし1億円で土地を買うと路線価は7000万円。相続税はこの7掛けされた路線価にかかります。つまり1億円の現金を土地に変えるだけで、資産を3割圧縮できるのです。  資産家が晩年に土地を買い漁る大きな理由はここ

 

 ③ 貸し出すことでさらに資産を圧縮できる  実勢価格と評価額の差額をさらに広げたいのであれば、物件を貸し出してしまうことが一番簡単です。他人が住んでいる物件は売りたいと思っても入居者の同意が必要な分、流動性が低くなるため、相続税評価額はさらに下がることになるからです。  1億円で物件を買ったとしてそれを貸し出すと、評価額は半分以下になることもあります。富裕層がマンション経営やアパート経営をよくしているのは、こういった資産圧縮効果もひとつの理由

 

資産管理会社の目的はずばり、税金対策です。  名目上は「不動産投資や株式投資などの管理を行う会社」となっていますが、個人として資産を保有するより法人が所有する形にしてしまったほうが税制上のメリットが大きいため、わざわざ資産管理会社を立ち上げるの

 

家族を役員ではなく従業員として雇って所得分散をしている中小企業経営者が大勢いますが、勤務実態と報酬額が不釣り合いだと税務署から指摘を受ける可能性があるので注意が必要です。 「実務能力がない人間を役員にするのはどうなのか」という声も聞こえてきそうですが、もし資産管理会社が乗っ取られたら家族の資産ごと取られます。それを防ぐために役員に血族を据える判断は至極真っ当でしょう。  それに家族に役員報酬の形で収入を分配しておくことで、生前贈与の効果もあります。報酬はキャッシュですので、相続税を払うときに残された家族が資産の現金化に奔走する心配もなくなり

 

 ・法人ごと継承することによる相続対策  個人で保有する不動産を相続する場合は、その不動産の価値によって相続税が決まります。  一方で法人ごと相続する場合、その会社の株式価値を元に相続税を算出します。そして、その評価基準は「類似業種比準方式」と「純資産価格方式」の2種類があります(厳密には3つで、「配当還元方式」も存在しますが、あまり使われることはないため省略します)。  かなりの専門知識を要するので詳しくは解説しませんが、あえて簡単に言えば、前者は企業の純利益を中心に決める方式で、後者はその会社が保有する純資産をもとに算出する方式です。  不動産しか持っていないような法人の場合は後者が適応されてしまい、税金を考えるとむしろ不利になりますが、税理士のアドバイスをもとに資産の割合を調整すれば前者が適応され、さまざまな手段で資産を圧縮して、実際の不動産価値よりも安い評価額で法人ごと資産を継承することもできるの

 

これらの手法は非常に複雑なので、専門家の助言なしではできません。必ず税理士資格を持っ

 

プロの判断を仰ぐようにして

 

アメリカで築 22 年以上の木造住宅を1億円で買えば、毎年2000万円(1億円のうち、建物の評価額が占める 80%を4年で割った額)も減価償却できます。これだけの規模の減価償却が取れる投資対象は滅多にありませ

 

  

285.実験思考 世の中、すべては実験 光本勇介

すごい発想力。

 

なぜ外資だったのか。  日本の広告会社の仕事はいわゆる「メディア売り」です。メディアの枠を売って、手数料から利益を得る。ようするに、広告スペースの不動産屋さんです。  一方、海外の広告会社はマーケティングの色が濃い。メディアを持っていないので、弁護士みたいに「時間を売る」ような仕事です。よって、よりピュアに「お客さんのビジネスのための

 

という観点で、その事業に携わることができる。メディアは広告会社が選びます。  そういう違いがあるので、広告会社に入るのなら外資のほうがいいと思ったの

 

お金を軸にしていろいろな業界を見ていくなかで、「消費者金融」という業界がアップデートされていないことに気づきました。  需要は拡大しているはずなのに、市場は小さくなっている。これはまったくもって健全ではない状態です。しかも、イメージが悪すぎて消費者金融のユーザーは 20 歳以上で7人に1人しかいないと聞いたことがあり

 

世の中のあらゆるWEBサービスも「人を疑う」ことが前提です。悪い人がいることを前提に考えられている。「ログイン」もそうです。ログインして入るのは、悪い人がいるかもしれないから「本人チェック」をさせるわけです。  よって、そもそも「人を疑う行為」をなくしたら、相当なコストがセーブできるでしょう。統計的に、悪い人といってもおそらく100人に5人くらいではないでしょうか。  どのくらいの割合で悪い人がいるか、その実験もせずにあたりまえにビジネスが作られている。悪い人5人を排除するために、いい人 95 人に無駄なチェックをさせているの

 

そこで人を疑わずにセキュリティもガバガバに緩くして、全員にサービスを提供したらどうなるでしょうか? チェックをせずに全員を全力で信じる。  5人くらいは悪い人がいたとする。でも、悪い人がもたらす「損害」よりも、 95 人がもたらす「利益」のほうが、人を疑うことのコストを上回れば、ビジネスとして成り立ちます。人を疑う行為をスキップできる。これが実現できれば、みんなにとってハッピー

 

また、 流行っているものにはなるべく触れるようにしています。メジャーなサービスや新しいモノもいちおう全部知るようにしています。流行るものにはかならず理由があり、それがマスの人たちの感覚だから

 

逆に、最先端すぎる、めちゃくちゃ新しすぎるものには触れません。インターネット業界には、ブロックチェーンや仮想通貨、AIなどのテクニカルで「まだ大衆的ではない」ものに関するニュースもあふれていますが、そういったものもあえて読まないようにしています。あまり詳しくなりすぎると、「普通の人」ではなくなってしまうから

 

具体的にやっているのは「iTunesのトップ 10」を毎月かならずダウンロードしていたり、

 

ニュースはヤフーニュースのトップページをチェックしていたり。そうすることで「マスの人たちの感覚」を知ることができるのです。  ただ、それを明確に言語化するようなことはしません。「ふーん」という感じで、単純に触れてみて、その状態で置いておく。いちおう自分も体験して知っておく、くらいの感じ

 

まず、ユーザーは自分のレントゲン写真をアプリでアップロードします。  アプリでアップロードされた写真は、たくさんの若いお医者さんたちが見られるようになっています。お医者さんたちは、アップロードされたレントゲンの写真を見て、「健全」もしくは「健全ではない」というボタンを押します。お医者さんなので、画像を見ればおそらく一瞬でわかるはずです。しかも複数のお医者さんに聞けば、そのパーセンテージもわかります。「100人中 99 人は健全と言っています」といったことがわかるの

 

ぼくの会社の人たちやインターネット業界など、この界隈の人たちはリテラシーが高すぎるのです。頭もいいし、所得も平均と比べると高すぎる。ツイッターでフォローしている人たちも、小難しいことを考える、頭がいい人ばっかりです。  だから「それが世の中だ」とつい思ってしまう。ちゃんと「いま見ているのは世の中の0・001%なんだ」と意識しないと、その他の 99%以上の人たち向けのサービスが作れないの

 

ちなみにぼくは人に相談をしません。 「人に相談しない」というのは「自分の感覚を大切にしている」ということです。人に相談すると、自分の考えがブレてしまう。それがイヤなの

 

オランダあたりには「無料の売春宿」があると聞いたことがあるのですが、おもしろいビジネスモデルだなと思ったことがあります。  男の人がそこに行くと、タダでサービスを受けられます。なぜタダで受けられるかというと、月額5000円ほどの会員制のサイトがあって、その行為をしているところがライブ配信されるようになっているのです。  いわばお客さんが「出演者」のようになっているわけです。映像はダウンロードできないし、ライブ配信の生放送のみだし「無料なら、まぁ、いいか」というわけで男の人はそこに行ってしまう。  売春宿で働いている人も、「他の1・5倍の給料を出してくれるからいいや」となる。みんながハッピーになる仕組みなのです。これを知ったとき「すごい!」と思いまし

 

アメリカには、 24 時間ノルウェーの川のなかをライブ配信するというサービスがあります。月額5ドルほどで数百万人ほどのユーザーがいます。これは、ただ川のなかをライブ配信しているだけなのですが、ノルウェーの川のなかのサーモンが見られるのです。そのサイトに、世界中のサーモン好き数百万人くらいが毎月5ドル払っているのです。配信業者は、川にカメラを置いておくだけで一生食べていけるでしょ

 

ZOZOの前澤さんは、外から見るとイケイケで大胆なイメージがあります。しかし、前澤さんと一緒に働いてみると、実は「石橋を叩いて渡る」タイプだとわかります。いつものらりくらり考えているのだけれど、「これをやる」と決めたらびっくりするくらいのフルスイングをします。  だから前澤さんは「やらない」と判断することが圧倒的に多い。やらない、やらない、やらない、やらない、やらない……。そして「これだ」と決めるとフルスイング、という感じ

 

1ヶ月に1回検査をしたら、治る確率は上がります。がんの種類によっては難しいものもあるかもしれませんが、ほとんどのがんは早期発見すれば治せるはずです。相当な数の人の命を救えると思うのです。  こんなにがんで人が死んでいるのに、1年に1回しか人間ドックに行かないというのは、とてもナンセンスです。がんの検査を、時間をかけずに、超カジュアルに、安く、究極的にはタダで、マスの人たちにしてもらえるサービスを提供できたらいいな、と思ってい

 

多くの人は医療の検査を「高額なのがあたりまえ」「年に1回くらいがあたりまえ」「1日かかるのがあたりまえ」だと思い込んでいます。でも、そんな常識にとらわれる必要はないのです。 「人間ドックは月に1回、検査キットに唾液を垂らすだけ」という時代が来るかもしれません。結果はアプリに表示されて、つねにスマホで、無料で健康管理をすることも不可能ではありません。検査をするたびに献血のように特典やお金がもらえたらさらに楽しいです

 

2・従業員に対して「貸金サービス」を提供  従業員のなかには、「お金を一時的に借りたいけど、消費者金融は怖くて借りにくい」と思っている人も多いはずです。そのような人たちに対して、融資サービスを提供し、金利でビジネスをしていきます。  従業員にとっては自分が働いている会社から借りるという安心感もあるし、会社側もすでに働いてくれている従業員ならばデフォルト(融資の踏み倒し)をする率も低いだろうと想定でき

 

オフィス内でお菓子を売る有名なサービスに「オフィスグリコ」がありますが、年間 50 億円以上の売上があるそうです。オフィスグリコはお客さんが来てくれるのを待つ「受動的」なビジネスですが、ワゴン販売のようにデスク横まで行ってコーヒーを売るような「能動的」な販売方法にするだけで、オフィスグリコの数倍の売上はすぐ作れるのではないかと目論んでい

 

だからぼくは「お腹空いた!」と思ったら「ランチ」というボタンを押して、自動的に「今日はラーメンを食べてください」と言われたいのです。アプリにはだいたいの予算やNGの食材だけをあらかじめ入れておきます。そうすると勝手に選んでくれるのです。  そのうちラーメン屋さんを探すのも、めんどくさくなります。アプリは「エレベーターで下りてください」「まっすぐ行ってください」「右に曲がってください」「そこで食べてください」と誘導してくれます。アプリに言われるままに食べる。ゾンビのようでイヤだなと思うかもしれませんが、絶対にそういう時代になっていき

 

よくも悪くも、世の中は圧倒的に便利になってきていて、消費者は思考を巡らせるのがめんどくさい人であふれてきています。  どれだけ頭を使わないで、いままでの世の中を再現できるか。ぼくはいつもそこを意識しているの

 

働かなくなれば、みんな暇になっていきます。その暇をつぶすためのサービスは人気になるでしょう。昼の3時に仕事を終えて、その後は全部エンタメの時間です。  堀江貴文さんは、ミュージカルをやっている理由を「絶対にみんな暇になるから、能動的にお金を払うのはスポーツか演劇かカラオケくらいになる」とインタビューで言っていまし

 

ここで伝えたいのは、医療技術やテクノロジーの変化の速いいまの時代は、何か一つの商品が発明されるだけで大きな市場がいきなりなくなってしまうということです。  もし本当にスポーツがなくなれば、フィットネスジムやサプリメントなどスポーツ関連産業の相当数が一気に消えます。どんな市場でもいきなり変化を迫られる可能性があると頭に入れておく

いいかもしれませ

 

ぼくはまず、大きな時代の流れを「鳥の目」で見ます。すると、「人は思考しなくなり、所有しなくなる」など、未来のかたちがおぼろげながら見えてきます。  そして、「虫の目」で普通の人が日常的にどんなモノを欲しているのか感じるのです。すると、日常的に使われる新しいサービスのかたちが見えてきます。  それが見えたら、そのアイデアや仮説を実行してみて、検証します。そこで何が起きるのかを観察してみるのです。  先の見えない時代、混沌とした時代は、普通の人にとっては不安な時代かもしれません。しかし、実験思考の人にとっては、これほどおもしろい時代はありませ

 

堀江貴文さんもロケットを飛ばすために何十億円と使っていますが、まだまだ足りないと思っているでしょう。ZOZOの前澤さんも心から「お金がない」と言っています。「本当に足りないんだ!」と心から言うのです。「いやいや、資産が3000億もあるじゃないですか」とツッコみたくなりますが、きっと他人から見るとぼくも同じように見えているのかもしれませ

 

堀江さんや前澤さんがよく言う言葉で「お金は使えば使うほど増える」というものがあります。ぼくもやっとそれが理解できるようになってきまし

 

お金を使えば使うほど新しい世界が見えます。新しい体験ができて、それによって自分が成長します。結果的にパワーアップするから、稼ぐ能力がもっとついて、さらにお金が増えるのです。  堀江さんがロケット打ち上げを成功させたら、前澤さんが宇宙に行ったら、誰も見ていない景色を見られるわけだから、そのぶんものすごい価値を得られるでしょう。そして、その体験をまたビジネスやサービスに落とし込むのだと思います。  究極的には、月に行くことも「インプット」なの

 

ぼくは昨年、数億円のアートを買いました。自分のなかではいちばん高い買い物です。ただの白黒のテキストが描かれたとてもシンプルな作品です。でもぼくはなぜか心惹かれた。バカだと思われるかもしれませんが、数億円の絵を買ってみたら、世の中の見え方が変わりました。  みんなはこれを「消費」と見るのですが、ぼくからすると「数億円という現金」を「同じ価値のモノ」と物々交換しているだけです。減っていないのです。アートを買ってみて、初めて「これは消費じゃない」という新しい感覚が身につきまし