344.文章で飯を食う方法。 ~文章だけで年 1 億稼ぐ!「売れる文章術」完全解説~ (イケハヤ書房) イケダハヤト

では実際にどういう仕組みで稼ぐのか。まずブログの稼ぎ方は、自分で雑誌をつくり、その雑誌から広告収入をもらうイメージです。

 

昔は「何でもいいのでブログを書きましょう」と言っていましたが、今はそれでは稼げないので、自分が雑誌の編集長になる意識でブログをつくりましょう。


ブログは自分のWeb雑誌をつくるイメージで、noteは自分個人の名前でコラムやエッセイを掲載するイメージです。


1万文字のkindleなら380円くらいで販売するか、Kindle Unlimited(読み放題プラン)ならゼロ円で販売することも可能です。

ゼロ円だと稼げないのでは? と思ったかもしれませんが、Kindle Unlimitedは「読まれた分」だけ印税が入る仕組みなので、ゼロ円の設定でも稼げます。

ちなみにkindleは、条件を満たせば印税率70%で設定できます。紙の本の印税率は5%~10%くらいなので、印税率70%がいかに高い数値か分かります

 

ちなみにぼくは、ここ4年間で25冊のkindleをつくり700万円くらい稼いでいます。

kindleはこれくらい稼げるので、文章で稼ぎたい人はkindleをやるのもありです。上手くいけば、月10万円~20万円の印税収入になるでしょ

 

たとえばTwitterのフォロワーを増やす方法として、インフルエンサーにリプを送り続けたり、相互フォローしたりという、細かいテクニックに気を取られている人がいます。

しかし魅力的なメディアをつくるためには、そのような小手先のテクニックは意味がありません。

 

つまり、フォロワー数やPV数といった目先の数字にとらわれず、ちゃんとしたファンを獲得することが重要です。

作家になるなら「自分自身」にファンを付ける。雑誌をつくるなら「自分が運営するメディア(テーマ)」にファンを付ける。

そうしないと先ほど紹介したインスグラマーのように、あなたの書いたメディア(文章)をお金に換えることはできません。

なので、きちんと「あなたのあり方」をデザインして、あなたならではの魅力を伝えましょう。そうすれば、あなたの文章がお金になり文章で食べていけ

 

共感されるコツは、読者のモヤモヤを言語化してあげることです。読者は何かモヤモヤを抱えているものの、その正体が分かっていません。

だからこそ、そのモヤモヤを言語化してあげることで、「この人は私を理解してくれている!」と共感を得られ

 

ただし発信する内容は、偽りでなく本音でないといけません。

共感を狙って偽りの内容を発信しても、読者にはバレます。

ぼくが全く育児せずに、育児しているをして発信しても、おそらく共感は得られません。

しかし本音で発信すれば、「あなたはこういうことで困っていましたよね? 私も同じでした。私の経験から言うと、あなたはもっとこうしたらどうですか?」と提案できます。

そのような発信ならきちんと読者に伝わり、そこで初めて読者との信頼関係が生まれます。そうすれば単なるフォロワーではなく、あなたのファンになってくれるでしょう。

 

ちなみにこの先の未来も、音声メディアやブロックチェーン、代替肉や長寿研究などなど、ベッドできる対象はたくさんあります。ぼくは相変わらず、身をもって実践し情報発信することで、自分のあり方を未来にベッドし続けます。

 

賛否両論性の高い発信をするポイントは、誰もが関心のあるテーマで発信することです。

たとえば、お金、働き方、教育、恋愛、芸能などは誰もが関心のあるテーマなので、賛否両論性が高い内容なら拡散されやすいでしょう。

また「二項対立」という考え方も重要です。要するに、正解のない二つの事象を比較すること。たとえば、持ち家VS賃貸、地方VS東京、サラリーマンVSフリーランスなどなど、これらはまさに二項対立です。

 

ぼくは二項対立の話をするとき、必ずポジションを取ります。東京ではなく地方、サラリーマンではなくフリーランス…のように、自分のポジションを明確にすることで、賛否両論性の高い内容になるのです。

 

自分自身がニュースになることは難しいかもしれません。

ただしファンを増やすためには、「共感性」「新規性」「賛否両論性」が重要という点は覚えておいてください。

言い換えると、「代弁しよう(共感性)」「挑戦しよう(新規性)」「議論の火種になろう(賛否両論性)」ということです。これが、あなたの魅力をつくります。

 

文章は舞台芸術

ぼくは「文章は舞台芸術だ」と考えています。要するに、舞台を自分で設定して自ら踊るのです。柱を立てて、花を添えて…そして自分を着飾って謡う。

これが稼げる文章をつくることだと、ぼくは思っています。素人がやるならこれくらい意識しないと、魅力的な文章をつくることは難しいです。

 

ただ残念ながら、普段着のまま戦おうとするアマチュアは多く、ほとんどのケースで稼げる文章になっていません。繰り返しますが、自分の素を出す文章ではウケませんよ。

文章に限らずコンテンツとはそういうものです。文章を含め、どんなコンテンツをつくるにせよ「演じること」を意識して。

 

最初に教えるテクニックは、文章を書く上での超定番「PREP法」です。PREP法とは、次の順番で文章を書くことです。 結論 理由 具体例 結論 最も重要なのは、結論から書く。

 

PREP法をマスターするためには、PREP法で文章をひたすら書くことが重要です。文章は頭で考えるものですが、実は非常に身体的だからです。

 

毎日バットを振っていれば、何も考えなくてもスイングできますよね?PREP法もそれと同じです。 ぼくは良くも悪くもPREP法が身体に染みついているので、意識しなくても勝手にPREPの順番で文章を書けます。

 

皆さんもPREP法を頭に入れながら、繰り返し文章を書いてください。特に「結論から先に書くこと」を強く意識すれば、分かりやすい文章になるでしょう。

 

セールスライティングの型は色々あるので、気になる方はググってみてください。

とりあえずは、PASONAの法則を覚えておけば問題ありません。 【PASONAの法則】 P:Problem(問題提起) A:Agitation(扇動) SO:SOlution(解決策の提案) N:Narrow down(絞り込み) A:Action(行動の提案) この順番で文章を書くと商品を売りやすいです。

 

セールスライティングもPREP法と同じく、自分で手を動かし、実際に書かないとマスターできません。なので上記の法則を頭に置きながら、どんどん文章を書いていきましょう。

 

アンチエイジングサプリの事例

ぼくはアンチエイジングサプリをつくっているので、そのサプリを売るための文章をPASONAの法則を使って書いてみましょう。

 

Problem(問題提起)  「老化は予防できる」という事実を知っていますか?

Agitation(扇動)  その事実を知らないと、ほかの人より早く老化する可能性がありますよ。

SOlution(解決策の提案)  このサプリを飲めば長寿遺伝子が活性化して、老化を予防できます。  研究の結果によれば~~(根拠づけ) Narrow down(絞り込み)  先着100名の方へ、3日間限定で50%オフです。

Action(行動の提案)  在庫僅かです。購入はこちらからどうぞ。 これがPASONAの法則を使ったセールスライティング

 

特に「先着100名の方へ、3日間限定で50%オフ」という絞り込みは、商品を売る上で超強力なので、商品を売りたいなら覚えておいてください。(あくまでPASONAの法則を使った例を紹介しただけなので、実際はこのような流れでサプリを売るわけではないです

 

正直、セールスライティングを習得するとゴミでも売れます。

詐欺師はセールスライティングが上手いので、実際にゴミみたいな商品も売っています。

そのためセールスライティングは諸刃の剣とも言えますね。人を騙すこともできるし、騙される人もいる。

ただセールスライティングを利用すると、人の心を動かして商品を買ってもらえるのは事実です。

PASONAの法則を使う代表的な場面は、アフィリエイト記事を書くときでしょう。

たとえば本を売りたいなら、その本をPASONAの法則を使って紹介すると売りやすいです。アフィリエイト記事を書くときは、PASONAの法則を意識して書いてみて

 

先ほどの問題提起に対する解決策です。あくまで一例ではありますが、ぼくのLPに限らずセールスライティングを使って商品を売っているLPを研究すると、セールスライティングの勉強になります。実際に自分でも文章を書きつつ、LPなどを見て研究してみて。

 

繰り返しますが、文章で稼ぐためにはトレーニングが必要です。ぼくも、今では文章を書くことで稼げていますが、それは過去に1000万文字以上の文章を書いているバックボーンがあったからです。だからこそ、文章で稼げるようになっています。

 

写経

ぼくがおすすめする文章のトレーニング方法は写経です。写経とは、好きな作家やブロガーの文章をそのままマネることです。文章を見ながら、カタカタとPCで同じ文章を打ち込む感じですね。 原始的なやり方なものの、写経すると文章力が上がります。写経することで、その人の文体が自分に乗り移る感覚です。文章の構造や文体、細かい語尾の使い方などが自分に染み込んでいき

 

前述の通り文章は身体的なものなので、音楽やスポーツと同じく、プロをマネることで文章力は大きく向上します。特に文章を書き始めたばかりの頃は、写経することで文章力は大きく伸びます

 

文章で稼ぎたいと思うなら、小説家やエッセイストではなく、セールスの上手いインフルエンサーの文章をマネましょう。小説やエッセイとセールスライティングは異なるため、マネるなら実際に文章で稼いでいる人が望ましいです。セールスの上手いインフルエンサーの文章をマネれば、文章が上手くなるだけでなく、「文章で稼ぐ方法」も上手くなり

 

もちろんぼくの文章をマネても良いですし、マコなりさんとか、まなぶさん、キングコングの西野さん、鴨頭さんなど、ビジネス系のインフルエンサーは商品を売るのが本当に上手いので、マネてみるといいでしょう。ぼくも彼らから商品の売り方を学んでい

 

冒頭でも言いましたが、一番大事なことは「自分のあり方」です。変な響きかもしれませんが、人とは違うチャレンジが大事です。逆に言うと、チャレンジしていない人の文章は面白くありません。 たとえば、毎日つまらない顔で働いているサラリーマンが書く文章を、面白いと思いますか?絶対つまらないでしょ。その人の人生がつまらないなら、出てくるコンテンツが面白いわけないと思います。反論がある人もいると思いますが、ぼくはそう思い

 

文章が面白いということは、その人が面白いということです。その人が面白いチャレンジをしているなら、文章も面白いんですよ。小手先の文章力だけで戦っていくことはナンセンスで、その人の「あり方」の方が重要です。つまり、「こいつは面白い」と思われる生き方をしていれば、その人の文章はおもしろいの

 

言い換えると、あなたが面白い人なら文章力はいりません。今まで本書で語った内容をすべて吹っ飛ばす感じですが(笑)でも本当にあなた自身が面白い人なら、文章力はいらないんですよ。実はこれが「文章で稼ぐこと」の本質です。 しっかりと文章力を鍛えつつも、あなたが面白い挑戦をしていって、世界を震わせる存在になる。そうなれば勝手に文章は読まれるでしょ

 

色々なものにチャレンジして、面白い人間になる必要がある…とはいえ、当然ながら文章力の鍛錬も同時に積みましょう。何度も言っていますが、文章はすごく身体的です。スポーツや音楽などと似ているので、文章力を上げたいならオリンピック選手になるつもりでトレーニングしましょう。文章とは、それくらい奥が深いもの

 

文章力が上がったか? を確かめるときは、他人と比較せず「1年前の自分」と比較してください。1年も書いていれば多分上手くなっています。ぼくもそうですが…1年前の文章は恥ずかしくて読めません。昔書いた本を今読み返してみると、「うわーきっつー!」て感じです(

 

ましょう。自分が読者に提供できる情報は無料で出し、それで読者が喜んでくれれば、とりあえずはOK。その後に読者との信頼関係を築いていきます。そのフェーズになってから、「顧客リストを取る」など細かいテクニックを使っていけばいいのです。 ただただ良質なコンテンツをつくって、顧客へ価値提供し喜んでもらう。素の自分ではなく、きちんと自分を演じて顧客が喜ぶコンテンツを出す。これを強く意識してください。間違っても、初めから稼ごうなんて思ってはいけませ