316.ジム通いビジネスマンのトレーニングを10倍楽しくする方法 Business Life 鈴木 岳

突然ですが、最適なトレーニング頻度とはどのくらいでしょうか? 私は「週に2回」が適切だと思います。人のカラダというものは、週1程度のトレーニングではあまり変化しません。週2回と週3回ではそれほど変わりませんが、週1回と週2回の差は大きい。 だから、トレーニングは週2ペースが望ましいという論理です。「週に2回もジムへ通うなんてハードルが高い!」と思われた方、ちょっと待ってください。最初にきっちりと指導を受けていれば、何もジムへ行かずとも十分トレーニング可能です。週2回とも通えるならそれもベターですが、忙しい日々をやりくりするのは難しいことでしょう。  そこでお勧めしたいのが「週1ジム × 週1自主トレ」の合わせ技です。週に1回は自宅で自主トレし、残りの1回はジムへ行って、フォームやトレーニング内容の見直しを行う。このやり方なら、運動量と正しいフォームを確実に積み重ねることができます。自分ひとりでトレーニングしていると、フォームにどうしてもずれが生じてきます。そのずれを、1時間でも 30 分でも、週1回のジム通いで見直して

 

数あるジムマシンのなかでも唯一使った方がお得なマシンがあるとすれば、それは間違いなく「ラットプル」でしょう。 ラットプルとは、滑車と重りを利用して背中全体の筋肉、特に広背筋を鍛えるトレーニングマシンのこと

 

ラットプルを利用すれば、重りのついたバーをピューッと引っ張るだけで簡単かつ安全に、懸垂と同じ動作を行うことができます。プッシュとスクワットに比べ、プルは唯一マシンを利用した方が効果を発揮する場合があります。初心者の方で、もし、「せっかくジムへ来たのだからマシンを使ってみたい」というのであれば、ぜひラットプルを試してみて

 

レーニングを始めてバリバリの筋肉痛になって、歩くのもつらくなったとしましょう。 この場合、筋肉痛が収まるまでしっかりと休むのが正解です。 トレーニングを始めたばかりのタイミングは、特に修復に要する時間がかかりますから、治るまでは思い切って期間を空けるくらいがちょうどいいのです。  1回のトレーニングに正しくしっかり取り組んだのなら、初めはトレーニングは週1回程度でもいいと思います。繰り返しているうちに、徐々に筋肉痛になりにくくなっていくはずなので、そうなったら頻度を見直しましょ

 

人は、立っていい姿勢を保とうとすると、自然と腹部に力が入ります。そうでなければ重力に引っ張られて体勢が崩れ、立っていられないからです。私たちは重力に対抗するとき、無意識に筋肉を使っているのです。 だから、日常生活の中で重力に負けないカラダをつくるためには、立った状態でのトレーニングが重要になります。 寝そべった状態でやるトレーニングはたくさんありますし、決してそれらがだめだというわけではありません。ただ、そうして培った筋肉や関節の可動域、柔軟性を、立った状態や日常の所作においてきちんと使えるか、ということが大事なの

 

「いいジム」を、「効率的なトレーニングを実現できる場所」と定義するならば、フリーウエイトのスペースに着目するといいでしょう。   繰り返しお伝えしているように、フリーウエイトとは、全身の筋肉を効率的に、そしてバランスよく鍛えることができるトレーニングツールです。 多くの場合、フロアの大半を占めているのはいわゆるジムマシンで、フリーウエイトのスペースは隅っこにちょこんとあるくらい。逆にフリーウエイトのスペースが広く確保されていたり、必要な器具(バーベルやダンベル)の種類が豊富なジムは狙い目