255.ザ・ファブル 1-16 南勝久

9.昔の人はよく行ったものだ。かわいい子には旅をさせろとか、千尋の谷に落とせとか・・・今と教育が違う。

歴史家のトレベリアンって人の言葉だ。

「教育は本を読めるが読むに値する本がどれかわからぬ人々を大量に作り出した。」

 

子供のカウンセリングにもあるけど、絵に今の生活が現れるんだって。

 

本当に善意があってもまわりからは偽善と取られがちだ。何もできないやつがなにかできるものを冷やかしてちゃかす。例えばネットがわかりやすい。

でもそれでいいんだよ。本当にできるやつは、誰に何を言われてもやりきる。

 

公園のブランコにしろ人生にしろ同じさ。ケガをしながらケガしない方法を学んでいく。

人生のケガってなんですか?恥と屈辱さ。そうして自尊心が育つ。

 

本当のことを言うのはいつも敵か悪なんだよ。正義ぶってる周りをよーく見て掘り下げて考えてみな。だからこそ自尊心は持ってなきゃな。自分さえしっかりしてりゃ人生は楽しいのさ。

 

16.でもおまえ本当は車なんて何でもいいんやろ?
まー動けば。
それってすげーよな。自分への自身のあり方に芯があるからそう思えるんやな。

俺なんかどうしても見栄を張りたくなっちまう。車にも女にも飯にも。周りが羨むものを手に入れてやっと勝った気になる。ミスター日本人ってやつや。