240.バカとつき合うな 堀江貴文、西野亮廣

いきなりで悪いけど、はっきり言います。 環境や付き合う人間を選べないと考えてしまうのは、バカの思考です。

 

単に情報を持っていないことにすぎない。情報がないから、想像力もないんです。   情報を取りにいくことに消極的で、運任せで、その結果、想像力がない人。 ぼくはそういう人を、バカと呼び

 

ぼくの物事の進め方は、群れるよりもひとりの道、孤独な道を選べ、そのほうが得だということ。それに尽きます。 「孤独のススメ」というのは、これまでもいろんな人が何度も言ってきています。 そのひとりは堀江さん。意見は同じです。 ぼくは別に新しいことを言っていませ

 

「いやいや堀江さん。学歴は関係ない、やりたいことをあれもこれもやれっていうけど、それで成功できるのはあなたが非凡な天才だからでしょう。  私たちみたいな凡人は、ちゃんと学校を卒業して、会社に就職して、ひとつの仕事を一生勤め上げるしかないんです。それがどんなに平凡でも」  まったくわかってない。 完全に真逆 です。  

 

ひとつの仕事で一生を生き抜くなんて、天才にしかできない生き方

 

そんなストイックな生き方ができる人自体、何万人にひとりでしょう。圧倒的に非凡。 凡人のぼくには無理

 

つまり、 これがぼくの成り立ちです。ぼくのスペックは、実業家、プログラマー、ロケット開発者、著述家、服役経験者……とにかくたくさんです。  個別の能力それぞれで言えば、ぼくより優れた人なんていくらでもいます。でも、ぼくと同じだけ、能力や肩書きを同時に持つ人は、日本にはゼロでしょ

 

だからぼくは、電話はいっさいとらない。簡単に他人に電話をかけるという時点で、 そいつは他人の時間を奪っていることに無自覚なバカということ。そんな人間とは仕事をしたくありません。

 

あなたが本当にやりたいことをやって、自分の時間を生きていたら、それにふさわしい「自分の人間関係」は、自然とできてくるものです。もっとも、自分の時間を生きている人に、孤独を恐れている人なんて見たことがないですけどね。西野くんなんて明らかにそうでしょ。 でもそういう人にかぎって、その人を慕う仲間に囲まれて

 

落合くんは、「近代を脱せよ」 といつも言っています。  それになぞらえるなら、ぼくは、「過去~現在~未来」という近代の時間イメージを捨てる ことをオススメしたい。  過去や未来という 概念 は、人間がもともと生まれ持っていたものではありません。子どもを見てください。熱心に現在だけを生きているでしょ?   子どものように、真の現在を生きてください。それも、熱心

 

ただ、そういう姿を見ていて思うのは……子どものように純真なんですけど、それがある意味、子どものときにできなかったことを取り返しているようにも見えるんですよね。これは本人を目の前にしたらさすがに言い

ことです

 

自分自身が、社会によって、時間を無駄に奪われたという実感が強いんだと思います。だからこそ、後続の若者を同じようにさせたくない、気づいてほしい。その一心で、既存のシステムの批判を繰り返しているんじゃないかと思い

 

ぼくは宗教が嫌いです。  以前ぼくは「すべての宗教は危険である」とツイートして炎上しました。いまでも考えは変わらないし、 みなさんにはすべての宗教は警戒してほしいと思っています。  その最大の理由は、実は本書の中で西野くんが書いてくれています。「

 

の善意を疑わないバカ」。西野くんが書いている通り、 善や正義は恐ろしい。それは必ず思考停止を生むから。宗教は、善や正義を作り出すものです。そして思考停止が生まれ、場合によっては暴力さえをも肯定してしまう。歴史が証明している通り

 

なので、最新の技術を活用する一方で、 自分の身体で起こっていること を鋭敏に観察していかなきゃとも思っているんですね。  非科学的なことを言うようだけど、 やっぱ、タモリさんは直接会うと、身体からオーラが出ているんです。オカルトは警戒しなきゃいけないんです

 

そういうものの本質を知っていきたいです

 

堀江さんのツイッターの炎上は、大体が「おせっかい」です。  その文面から聞こえてくるのは、いつもこれです。 「諦めるなよ。その問題は、チョット勉強して、チョット工夫して、チョット踏み出せば、突破できるから」  堀江さんもぼくも、見たいんですよ。  面白い未来を。  だからこうして、