206.紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男 野崎幸助

腹八分目で質素な食事が健康には一番。ですから、お付き合いを別にすれば高級レストランや料亭で食事をしたいと思うことさえありませ

 

余談ですが、大晦日紅白歌合戦も見たことがありません。そんな暇があったら、仕事やエッチをしているほうが断然楽しい。これが私の生き方です。

 

あれは特別背任という罪ですから、批判されるのは当然のことですが、1億だろうが2億だろうが大差ないという気持ちが彼にはあったように感じます。同じように株取引で巨額のお金を運用している者にとっても1億、2億という単位は単なる数字でしかない感覚になります。実際に価値がないと言っているのではありません。そういう感覚でないと、大きな株取引などできませんよ、私が言いたかったのはそのようなニュアンスだったの

 

もう少し、日本社会の特異性について、持論を述べさせていただきます。  資本主義社会では、労働者よりも圧倒的に資本家のほうが富を蓄積することができます。要するに金が金を生むのですから、資本家が儲かるシステムであることに誰も異論はないと思います。ただ、資本家は自分たちが儲けていることを表沙汰にしたくないのです。 「投資にはリスクがあるから大変だ」  こう言って、資本家は自分たちの立場が盤石ではないことを強調し、労働者側もそれを真に受けて、リスクが高いから労働者のままでいいと考える。  これが日本社会の特異性ではないでしょう

 

「金持ちは偉い」「オレはお前よりも金を持っているからオレの勝ちだ」  中国ではこのような拝金主義が 蔓延 しているようですが、私は金持ちが偉いと言いたいわけではありません。ただ、金を持っているほうがより富めるというのは、紛れもない真実であることを指摘したいのです。 「金持ちケンカせず」というのも当たり前のことであり

 

「儲かってますか?」 「ボチボチでんな」  知人と挨拶を交わすとき、グッチ先輩は頭を搔きながらぼそぼそと答えるのが常でした。儲かっている者に対して羨望と嫉妬心を持つのが人間の 性 であることを熟知していたからで、儲かっていても決して本当のことを言ってはならない……。これもグッチ先輩から教わった金言

 

しかし、マルサが見当はずれの査察をしたとあっては面子が潰れます。この辺りの事情は中小企業の社長さんたちはご存知のことでしょう。マルサまでいかなくとも、定期的に税務調査に来る税務署員に対して、たとえ不満があっても修正申告に応じることはよくあります。彼らだって手ぶらで帰れ

ので、見解の相違ということにして手土産代わりにいくばくかの金額を納めるのです。こうすれば双方が丸く収まるという現実があり

 

弁護士という職業は決して聖職ではなく、彼らはソロバンを片手にした商売人だと思ったほうがいいのです。だいたい、優秀と言われる弁護士は複数の大手企業の顧問弁護士として報酬を得ており、よほどのことがない限り庶民の訴訟なんぞに関わることはないのです。  頭が下がるほど懇切丁寧な弁護士さんがいることは認めますが、それは本当に少数であると私は断言でき