182.アンチクリスト ニーチェ

今我々が価値あると思っているもの、そのすべてが人間のデカダンスに過ぎないのだよ。

デカダンス=虚無的、退廃的な風潮、生活態度のこと。

 

弱気を助け続けたところで何になる?そのような輩は臆病であるがゆえに性にしがみつこうとしているだけだ!

キリスト教は生の誇るべき強さを否定し、劣悪な弱さを「理想」と称して掲げているのだ!

 

人間はその知恵によって本能を消し去ろうとまでしているのだから出来損ない。

 

やつらは強者に屈した自分たちのことを「弱者」とは言わず「善人」だと主張する。そして支配者たちを復讐の念を込めて「悪」とののしるのだ。この「悪」というものが実はやつらにとって大変都合の良い働きをする。なぜなら「悪魔」という恐ろしくて強い敵のために苦しんでいるのなら、特にそれを恥じる必要がない、と言う言い訳ができるのだからな。

 

かつて世界に栄えていた古代文明の殆どに身分制度が擁立されていた事実からもわかる。これは人間がよりよい社会をより良い形に高めていくために一番上に来る法則なのだ。

 弱肉教職、弱者は強者に利用、洗脳されている。これは今でも変わらないね。