159.漫画 君たちはどう生きるか 吉野源三郎 羽賀翔一

世の中は自分中心に回っているわけじゃない。謙虚にいこう。と学んだ。

 

君のお母さんは、君のために何かしても、その報酬を欲しがりはしないね。君のために尽くしているということが、そのままお母さんの喜びだ。

 

君にしても、仲のいい友達に何かしてあげられれば、それだけで、もう十分うれしいじゃないか。

 

人間が人間同士、お互いに、好意を尽くし、それを喜びとしているほど美しいことは、他に有りはしない。

そして、それが本当に人間らしい人間関係だ。

 

たとえ豊かな暮らしをしたからと言って、それで自分をなにか偉いもののように考えたりしないように、いつでも、自分の人間としての値打ちにしっかりと目をつけて生きてゆかなければいけない。

 

もしも君が、うちの暮らしのいいことを多少とも誇る気になったり、貧しい人々を見下げるような心を起こしたら、それこそ君は、心ある人からは冷笑される人間になってしまうのだ。人間として肝心なことのわからない人間、その意味で憐れむべき馬鹿者になってしまうのだ。

 

人間は、自分自身をあわれだと認めることに寄ってその偉大さがあらわれるほど、それほど偉大である。

 

自分が誤っていた場合にそれを男らしく認め、そのために苦しむということは、それこそ天地の間で、ただ人間だけができること。

 

宇宙が地球を中心に回っていないように、世の中も自分を中心にして回っているわけじゃない。

 ひとまず家賃の安いアパートに引越しして、もっと質素に生きよう。