107.黒本 高城剛

日本最大の嘘のひとつは、これまで何度も話してきましたがテレビであり、よく「テレビは大衆のものだ」と言われますが、実際には1%の人が99%の人をだますためにある装置なのです。
ですので、1%=基本的に大企業の一部が絶対であり、大企業が99%の人々から集金するのを手助けする装置がテレビなのです。それにすべての出演者やスタッフも群がっており、このことを公言すると干されるので誰も話せません。よって、テレビが変わらなければ、日本は変わりません。なぜなら、いつも時代の大きな変化はメディアが変わる事で起こるからです。  ちなみに、ほとんどの情報バラエティが取り上げるトピックは、「仕込み」=お金で買えるのです
「手放す」ものを増やすことが、次の楽しさの秘密なのです
元凶は、何度もお話ししていますようにマスメディアにあります。これが変わらない限り日本がよくなることはありません。なぜなら、本当のことを国民に知らせず、考える隙も与えずに、古いシステムを維持することだけを考えているのがテレビだからです。
かつて経済バブルが崩壊し、金融関係が闇社会と手を切るのが大変だったように、音楽バブルが崩壊し、芸能関係が闇社会と手を切れるかどうかが、今後の日本の明暗を分けることになるでしょう。僕は、そこに次の日本の分岐点を見ます
問題を見ないフリをする善意の第三者を装っているテレビなどが最たるものですが、そこの自浄作用は全くありません。日本の暴力団対策法は、間にひとつかふたつ入っていれば「知らなかった」で済むような甘いものだからです。  
業舎弟と半グレが支配する芸能界と、そこと平然と付き合うテレビ。放送レベルが、ヤンキーとファンシーになり、本当のことを知らされずに、国民が愚民化され、新産業は芽が出ず、ソフトパワーを軸とする国力が衰退する。  この構造が変わらない限り、抜本的には日本はよくならないでしょう。
 
ちなみに、紅白歌合戦に出場するには、「後ろ盾」が必要です。小さな事務所は「提携」という形で、「後ろ盾」にお金が流れるようになっています。初出場の人がもし小さな事務所だったら、昨年までなかった事務所の「提携先」が必ずあると思いますよ。僕は、NHKこそ暴力団と間接的に関わるのを即座に辞めるべきだと思っています。
世界の紙幣や有価証券の印刷技術の6割を独占している会社があり、そこの印刷機の動きや、紙幣のもととなる紙やパルプの動きの情報を事前に持っている人たちだけが、為替相場の行方を、かなり正確に割り出せます。マネタリーベースだけではなく、今も現物紙幣は増産されているからです。ですので、そのような人たちから見ればFXをちょっとやってる人は、カモですね。
僕は常々、いじめ問題まで含め、日本が変わるのはマスメディアが変わることでしかないと思っています。では、どのようにマスメディアが変わるべきなのか。それは、マスメディアがグローバル化することだと思います。マスメディアを含む日本式システムの鍵は、実は「鎖国」なのです。資本も内容も含め、マスメディアがグローバル化(資本関係だけを指すものではありません)すれば、必ず日本は大きく変わると思います。世界のなかの日本の正確な位置を、国民にしっかり伝えるのです。日本国民は優秀な民族ですので、きっとすぐに理解します。
また、今の日本を見ると、「真面目」であることと「おとなしい」ことは、同義にされてしまっていると思います。これをあらためた価値観を多くの人が持つ事です。しかし、それがもっとも日本の村社会に根付いた既得権益を脅かす事になりますので(多面的報道をすると、村のルールを村人に疑問視されるので)、マスメディアに謀反を起こす者は、ことごとくつぶされることになるでしょう。この壁が突破できるかどうかが、日本再生の鍵になると思います
日本の報道の自主規制は呆れますね。特に米国の現状に関して。僕は原発に違和感どころではなく、日本式システムそのものに違和感をずっと感じており、それが変わる様子は、全く見えません。ゆっくりと衰退するのではなく、実は恐ろしい速度で日本は衰退していて、それを国民に気がつかせないようにしているだけだと、正直他国をまわって思います。一刻も早くなんとかしなくてはいけません。  そのためには、メディアの役割は大きく、個々がメディアとどのように付き合うのか、もっと真剣に思案する必要があると思います。最近、中国でさえ、バラエティ番組の放送時間が長すぎるとし、規制をしたばかりですから
田舎の土地」に投資をしなさい、少なくても自分の生活の分だけは。私はそうしています、というものでした。それは、ご質問にありますように、ある日突然すべての価値観が変わった時に、大切なのは「食物がある土地や周辺」ということに他なりません。実際、ソ連の末期も混乱に巻き込まれなかった人たちは「ダーチャ」と呼ばれる「田舎の土地」を所有していた人たちでした
数年おきに国を越えて移動する「会社のノマド化」によって、より匿名性の高い正体不明の会社を作ることができるのです。その理由は、世界中のあらゆるものが「流動的」なものに向かい、その流動性が高いほど「価値」が高まり「リスク」が低くなるからに他なりません。初めの会社は利便性と目的にあわせた「タックスヘイブンとは呼ばれない税金が低い国」から選び、スタートすると良いでしょう。
具体的に米国と同じ道を辿ると考えれば、100万人の富裕層と2000万人の食事を取れない貧困層に別れる事になります。その間の人々は、大企業に「生かされている」人々となります。それが、日本の未来なんですよ。もちろん、この話は公には内緒です
やるべきことは、中央省庁の中で味方になる人を見つけることです。かつて、僕は頻繁に霞ヶ関で仕事をしている際に「仕事の8割は根回し」だと習いました。これができると、すぐに色々なことが動きますよ。それが、日本式システムなのですから
ファストフードって、個々の食べ物でも、生命より経済活動を優先した結果でしょ? 前例がないことは、やりたくない。が、この国の問題です。だから、古い未来しかやってこない。 テレビが問題なのではなく、テレビを運営している古いセンスの人たちが問題。 新聞も同じですよね。ポリシーが右寄りでも左寄りでもなく、金寄りということですよね。 よく日本もギリシャになるというが、それは国債の問題ではなく、公務員の問題だから。
アップルの成功のひとつは、ワイデンとかに広告頼まなかったことでしょ? 中産階級がなくなったので、大衆はもう過去のもの。たぶん「ファミリー」という括りも過去のもの。 近代社会最大の詐欺は、1、金融システム 2、ダイエットビジネス。 西洋と東洋をつなぐものがインターネットで、これからのグローバリゼーションは、実は西洋の東洋化じゃないのか
オススメしているのは、頭の問題は身体で解決する、という方法です。ジョギングでもウォーキングでもなんでも構いません。決まった時間に決まった距離を走り、その距離を少しずつ伸ばしていきます。なにも考えずに黙々と走っても、音楽を聴きながら走っても、悶々と悩みながら走っても構いません。今日はもう走れない、と思ったところからあと100メートルだけ走ります。信じられないかもしれませんが、ほとんどの場合、これを数ヶ月続けることで、ご自身で作った巨大な壁の「設定」を変えることができるのです。頭の中で作ってしまった問題は、身体に訊くのがなによりです。頭に訊いても混乱するだけです。身体は頭以上に、ご自身の未来を知っているものですよ