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105.白本弐 高城剛

思想 殿堂入り 仕事
お祭り好き」や「つながり」「仲間」に傾倒していると、このような癖がついてしまうので、要注意です。僕自身、あらゆる試みをしたと自負してますが、「走ってエンドルフィン、瞑想でセロトニン」。これが、最強だと思いますね。
そして相手の想像を遥かに超えた楽しみを与えるのではなく、相手の想像よりプラスちょっと、に留めておくことがコツです。旅は、人を育てるものですよ。
 僕もわりとひとつのことに集中できないタイプだと思います。ですので、ある一定の時間ごとに違う仕事を並行して進めます。例えば、このメールマガジンの執筆を2時間したら、次の2時間はリミックスの制作、次の1時間は料理、次の2時間は映像編集、次の1時間は読書などといった具合です。
言い方を変えれば、集中力が持続しませんので、複数のプロジェクトを並行して進めているとも言えます。 一方、時間管理はかなり厳格にしています。そろそろ集中できないので、別のことをしよう、などと自分の気分のムラで仕事をしません。決まった時間にキッチリその作業をし、次に向かいます(実際は15分ほど遅れることもあります)。これだと飽きることがない上に、他のアイデアが別の仕事で生きることもあり、結果、創造性は拡張します
ですので「時間管理」を目指すのではなく「質を高める」ように考えることがポイントです。ということは「徹底的な時間管理」を考えるより、「質を高めるための時間」を少しでも持つことが大事なのです。そしてそのための時間とは、いわゆる「仕事時間」を指さないことがほとんどです。
一番大変なのは、一週間毎日睡眠時間1分だけという訓練です。これは頭と心を壊すというテストです。これに耐えられた人物のみ入隊できるというもので、なるほど、体力よりメンタルをいかに重視しているかわかるエピソードでした。色々な諜報活動に携わる人に会ってきましたが、優秀な人は皆スゴみと華が同時にありますね。
 考えてみればエリートは、幼少のみぎりから勉強ばかりで、空き地で遊ぶような子供とは違ったのです。しかし戦後、高度経済成長前の東京は「空き地」だらけで、その中から世界的企業が生まれたはずです。ですので、東京の高層ビルのなかで生まれたベンチャーを僕は面白いと思っていませんし、実際その通りです。そして僕は、東京に見当たらなくなった面白い「空き地」を探して、世界をまわっているとも言えます。教育は、システムでもメソッドでもなく、人と空間の関係性によるところが大きいと思います。実はフィンランド教育の秘密もここにあると思います。
「将来、個の力で収入を得て生きていくためには、今、何をすべきか?」ですが、あなたがバカげた人だったら可能であり、すべきことはバカになることです。今の社会規範で「バカだなあ」と思われることをどこまでもすることが、21世紀を生きる魅力的個人になる唯一の術のように僕は思うのです。〝Stay hungry, stay foolish〟