45.昭和史 1926-1945 半藤一利

山本五十六 対米戦宿命論、予防戦術論に基づき、真珠湾奇襲

日本の情報は筒抜けだった。
 
→サンクコストへの固執、各人の感情的な行動が戦争へ向かわせたんだと思う。
 
・国民的熱狂を作ってはいけない。
・マスコミに煽られた国民。
 
日本をリードしてきた人々はなんと根拠なき自己過信に陥っていたことか。その結果まずくいったときの底知れぬ無責任。
 
起きると困ることは起きないということにする。
 
歴史とはなんと巨大で多様で、面白い物語であるかとつくづく思う。人間の英知や愚昧、勇気と卑劣、善意と野心のすべてが書き込まれている。歴史とは何かを考えることは、つまり人間学に到達するのである。
 
 
天皇の役割が今とこんなにも違ったとは。国の運営と企業経営は通ずるものがあるな。
 
マスコミによる洗脳、熱狂、自信過剰、無責任・・・は怖いものだ。

しかし、戦争について知ることにより思ったのはその被害の実数値を見ると思っていたより限定的であるということだ。これまでは、戦争というものは日本全国の一般人含めてすべてが被害にあうようなものを想像していた。